11. 莉犬side ページ12
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ズコーーー
今日もまた学校が終わり、放課後になった
俺は牛乳を飲みながら、
夕日に暮れ始めた教室の窓を見つめていた。
こ ｢よし、準備おっけ〜い
じゃあ部活いってくるなー！｣
り ｢おー｣
サッカー部のころんは、
大きなバックを抱えて教室を出ていった
り ｢…俺も行くかな｣
俺もカバンをさげて、いつもの庭へ行こうとした
その時、
り ｢あれ…｣
ころんの席の下に
シューズケースが落ちているのを見つけた
り ｢ったく、しょーがないなー｣
俺は、ころんがいるサッカー場へと急いだ
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サッカー場へ着くと、
生徒たちの叫ぶ声やボールの蹴る音が広がっていた
これが青春ってやつだな…
小さい頃から祖母に育てられた俺は、
裕福な暮らしは出来ず、部活動に入ることが出来なかった。
今となっては、しょうがないと羨ましむこともない
り ｢…ころんどこだ？｣
見渡してみても、ころんの姿は無い
り ｢部室の方行ってみるか｣
そして方向転換を行ったとき、
｢あぶないっ！！！！｣
急に誰かの大きな声と、
ボールが何かに叩きつけられたような音がして、
目の前が真っ暗になった。
り ｢…っ｣
あれ……？痛くない…
ゆっくり顔を上げると、俺は誰かの腕の中にいた。
｢部長！！すみません！！大丈夫ですか！！｣
？ ｢どこに蹴ってんねん、他の生徒が危ないやろ〜が｣
あ……
この人がかばってくれたのか…
？ ｢大丈夫？ごめんな、うちの部員が｣
その人は腕の中に居る俺に、
自分の顔を向けて声をかけてきた
っ…近い！！！
俺は反射的に、その人の胸を強く押して離れた
り ｢/////あ、ありがとうこざいました！
これ、ころんの忘れ物ですっっ！｣
俺はぺこりと頭を下げ、そそくさとその場を離れた
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？ ｢ははっ、ちっさくてわんちゃんみたいな子やな｣
こ ｢ジェル部長ー！ちわーす！｣
ジ ｢お、ころん。
これお前の友達が持ってきてくれたぞ｣
こ ｢わ！まじっすか！きっと莉犬かな｣
ジ ｢…赤髪のあの子、莉犬くんっていうん？｣
こ ｢そーすそーす！中学からの友達で｣
ジ ｢へえー……｣
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俺は、早歩きで庭へ向かった。
そろそろ季節が変わり暑さが感じられる頃
俺たちの体温も
様々な出会いによって変わっていっていた。
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すみれ - るきあさん…なんて最高な物語を作ったんですか…もうすごすぎて泣いちゃいましたよぉ(泣) (2022年12月3日 16時) (
レス) @page44 id: 69b8b4c83b (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる！！！ (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる！！！ (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - 朱音さん» 茜さん！というか朱音さん！コメントありがとうございます(´∀`) ほんとにそんなお褒めいただけて、嬉しすぎます(/ω＼)/// 頑張れます！//// (2021年6月12日 22時) (レス) id: e863d72ae7 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - この小説の為に、『神』という言葉は生まれたのか…なるほど… (2021年5月4日 22時) (レス) id: 8c7310438b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るきあ | 作成日時：2021年1月27日 13時
