【ヒロアカ】残り、14日の命【男主】 (ページ18)

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｢それじゃあ私もう行くわね、授業ももう少しで終わるし｣

｢はい、お話楽しかったです｣

｢それはよかった｣

ミッドナイト先生に手を振って別れを告げた。

俺もそろそろみんなのところへ戻ろ。

…あ、そうだ。

お願いひとつ、思いついた。

でもこれは明日までとっておこう。

｢Aくん！終わりの挨拶をするぞ！整列したまえ！｣

｢はーい｣

｢うむ…なんだか嬉しそうな顔をしているな｣

｢そう？まぁいいこと思いついたんだよ｣

｢…なんだ、いいことって｣

｢ひみつだよ、焦凍｣

ここで丁度チャイムが鳴った。

天哉の号令で、みんな一斉に礼をする。

｢あー、お腹空いたー！！！｣

｢三奈はやくない？まだあと2時間授業あるのに｣

｢早いけどー動いたらお腹が空くの！｣

｢まぁ気持ちはわかる｣

｢あ、俺クッキー焼いて持ってきたんだけど食うか？｣

｢えっ、やったー！！砂藤のクッキー！！！｣

｢俺にもくれ、クッキー｣

｢わかったわかった、教室にあるから早く着替えてこいよ｣

｢うん！ダッシュで着替える！｣

言った通り、三奈はダッシュで更衣室へと向かっていった。

もちろん他の女子たちにも声をかけながら。

｢よし、俺もはやくいこ｣

｢…思ったんだけどよ、Aは授業参加しねぇのになんで体操服に着替えてるんだ？｣

｢えーそれ聞いちゃう？｣

｢気になったから…｣

｢…雰囲気だよ雰囲気。みんなと一緒にいるんだなっていうのを感じたいからさ｣

｢お前…いいやつだな…｣

｢そうでもないって。
ていうか力道も急いで、早くクッキー食べたい｣

｢おう！｣

その後、教室に戻ってクラスのみんなでクッキーを食べてパーティー状態だった。

次の授業が始まってもうるさかったから怒られたのはまた別の話ね。

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