【ヒロアカ】残り、14日の命【男主】 (ページ14)

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｢天気予報によると、午前中は雪が降り続けるらしい。また少しだけ積もるかもな｣

｢へぇーそうなんだ。ありがとう目蔵｣

これは二回戦も楽しみだ。

なんて考えてたら、どうやら勝敗が着いたようで。

結果、俺のいるチームが勝ち。

｢やったな！さすがツートップがいるだけある！｣

｢くそ～負けた！！次は勝つぞ！！｣

｢あーでも雪降ってきたし、二回戦は午後にしよう。あと俺ストーブに当たりたい｣

｢そうね…寒いわ…｣

あぁ、梅雨ちゃんが眠そうだ。

早く寮に戻ろう。

｢…フフ、綺麗だね｣

｢……ゆ、優雅…？今の、俺に言ったか？｣

｢そうだよ！だってほら、君の羽に雪が付いていてとてもキラキラ輝いている。まるで僕のようだね☆｣

｢え…わぁほんとだ｣

大きいけど意外と軽い羽に雪が付く。

黒と対照的な白はすごく輝いてみえた。

｢えー！Aくん超綺麗！羽パタパタしてみて！｣

｢わかった｣

そういえば、動かしたことないけどどうしたらいいんだろうこれ。

何となくやってみるか。

｢うぉぉぉぉ…！すごく綺麗！！｣

｢あ、簡単にできた｣

みんながキャーキャー言うからそのままゆっくりと動かし続けた。

｢……お前ら、こんな雪の中なにしてる｣

｢相澤先生！と……あぁ、マイク先生か｣

｢おいおいサナギボーイ！あぁってなんだよ、あぁって！｣

いや、いつもと違って髪下ろしてるからちょっとだけわかんなかった。

｢僕たち雪合戦してました！先生たちこそ何してるんですか？｣

｢みりゃわかるだろう。雪かきだよ｣

｢そうそう、学校前の道あけといてくれって言われてさ～。でも折角してきたってのにまた降り出してるし！意味ねぇ！｣

｢あはは、ご苦労様です｣

まったくだ、といって先生はため息をついた。

｢……言っとくが寮の玄関もしておけよ。
自分たちのところは自分たちでするように｣

｢えぇ～、先生手伝ってくんねーの？｣

｢馬鹿言え、俺らは今から教員寮で雪かきだ｣

｢Year！そういう事だ。
…さて、いくかイレイザー！もうひと仕事だぜ！｣

｢うるせー大声出すな｣

…そして2人はざくざくと雪を踏んで歩き出した。

｢…えー、雪かきしなきゃいけないの？｣

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