重い愛は好きですか

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｢私北斗の匂いすき｣


｢じゃぁ、キスさせてよ、、｣


｢ちゃんと抱きとめてくれるとこも好きだよ｣




｢……またそういうこと言う。｣


｢あ、照れたんだ｣


｢…そんなこと言ってくれんのに俺のこと好きじゃないって何事？｣










｢……その事だけど｣



いつものやり取りが始まったけど、今日は1つ


いつもと違って言わなきゃ行けないことがある。










｢ん？｣


｢…もう少し待って欲しい。｣


｢…………ぇ｣






私の言葉に目を丸くする彼に



｢あと少しだけ｣







そんなことを言ってキスする私は相当酷いけど







｢いいよ、｣







幸せそうに唇を触って笑う彼は、どうやらそんな風に思っていないみたい。










｢今まで散々待たせてるのに良いんだ？｣




｢いいよ、Aは俺んとこ来てくれるって信じてる｣




｢なんでそう思うの?｣



｢だって今すごい幸せじゃない?｣






そう言いきった彼は私の髪を耳にかけて、幸せそうにくすくす笑いながら私の肩先に頭を乗せた








｢俺もね、Aの匂い好きだよ…いや、まぁ全部好きだけどね｣




｢特にどこ?｣



｢全部｣



｢特にを聞いてるの｣



｢全部だって｣



｢なんでキレ気味なの｣



｢しつこい、｣





｢…あ、そんなこと言うんだ｣


｢あー、うそうそ
存在が愛おしいの!だから、全部!｣





｢ちょっといきなり顔あげないでよ近、｣



｢…っ今の顔もう1回してくんない?｣

｢なになんで｣




｢可愛かった。写真撮る｣

｢ばかじゃないの、スマホしまって｣


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