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『えー、怖いよそれ。なに』
｢北斗、送られてくる絵文字でAちゃんのこと分かるらしいよ｣
『……え』
｢前言ってた。
『嬉しい時はこれ、無理してる時はこれ
本人は気がついてないけど割と規則性がある』
って嬉しそーに｣
『嘘じゃん、そんなことある？』
｢あるみたい
だからさ、北斗避けられてるってそれで感じてるのかも｣
『うっっそ』
慌ててトーク画面を見ると
確かに、最近北斗には使用頻度の少ない絵文字を送ってる。
…ほんとにこれで？
『ジェシー！』
｢だから、電話でもしてやってって
最近2人とも忙しくて出来てないらしいじゃん
じゃ、それだけでチャラでしょ。｣
『そんな単純な』
｢北斗にとってAちゃんからの電話はそれくらい嬉しいものなの｣
『…そーゆーもん？』
｢そーゆーもん｣
ほらスマホスマホ！って急かされて、スマホを取り出すと
そのままジェシーの手に渡り
私の顔で勝手にロックを外して北斗のアイコンを表示してから
｢はい｣
私の前にしゃがんでスマホを返却してきた。
『はいどーも』
｢……おれはいいと思うよ
Aちゃんに北斗｣
スマホを取ろうとしたら、ひょいっと引っ込めるくだらないイタズラと共に、
そんなことを言ってきて
『……あぁそう』
面白くないだろう相槌を呟いてスマホを今度こそ取ると
｢Aちゃんが北斗のことなんとも思ってないのは分かってる｣
『なんとも思ってないって
……言い方』
｢でも、、あと少しでいいからさ、
北斗のこと見てやってよ
あいつ、まじでAちゃんが大切で大好きだから｣
そう言って、覗き込みながら私と無理やり視線を合わてきた
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます！ (2021年5月3日 17時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年2月26日 23時
