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……いやいやでもさ
『私返信いつもどおりしてるんだけど』
返信する時の速さとか言葉の温度とか
全く変えてない…つもりだし
｢それでも分かるらしいよ｣
『…嘘だ』
｢それくらいAちゃん中心なんじゃない？｣
『……重』
｢AHAHA！俺も重いって言ってやったことある！
楽屋とかでほくと
最近ずっとスマホ握ったまま死んでるもん
こんな感じで｣
『あはは、実演しないで』
自分の膝を机に見立てて
北斗が突っ伏す様子を律儀に再現するジェシーを
笑いながら起こすと
大きな口を開けてガハガハ笑ってる。
数十秒後、笑うことに満足したらしい彼は
｢そうそう｣
なんて思い出したように口を開くと
｢なんかよく分かんないけど、
北斗ぶつぶつ呟いてた｣
なんとも言えない顔で私を見てきた。
『……なに』
その顔する時のジェシーってたまに怖いんだけど
｢いや、この世の終わりみたいな顔でさ
『あの時のあれ聞かれてたのかも
…寝てなくて、聞かれてたとしたら！？
それでAに終わりとか言われたら…』
『この感じ……え、これもしかして切られる予兆！？
…いや、忙しくて構ってられないだけの可能性もゼロじゃないよね』
ってずーっとぶつぶつ言ってる
Aちゃんなんか聞いちゃったの？｣
『…………んー、聞いてない
私は狡いから』
｢狡い？｣
『うん
私は狡い人間だから何も知らないし、何も聞いてないかな』
｢……そう、そっか、
まぁ電話でもしてやってよ
それだけできっと喜ぶから｣
何故かジェシーが悲しそうな顔で笑うから
『…分かった』
そうしか言えなくて
立ち上がっておしりを払ってる様子を下から見つめてると
｢いいこと教えてあげる｣
思いついたように今度はキラキラ目を輝かせて言ってきた。
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れんり。(プロフ) - bbbさん» コメント気が付かなくて、時間が経ってしまっていてすみません。。とても嬉しいです、ありがとうございます！ (2021年5月3日 17時) (
レス) id: f1c4f19e3d (このIDを非表示/違反報告)
bbb - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 07513b1c51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2021年2月26日 23時
