一人目 ページ3
今現在、私の目の前には不良3人が1人の男の子をカツアゲしている。
ここは普通の道路で、周りの人は迷惑そうにしている。
ただそれだけで、自分に飛び火が来ないように関わらないようにしている。
少年「ご、ごめんなさいっ」
不良A「何こいつメッチャ震えてんじゃん」
怯えている少年と笑っている不良。不良Aの後ろの取り巻き達。
本当バカじゃない?
「ねぇ、邪魔なんだけど」
リーダー格っぽい馬面の男の肩を叩く。
「あぁ?」と、威嚇する馬鹿3人と助けが来たことに喜ぶ少年。
「周りの人に迷惑だしさ、退けてよ」
「なめてんじゃねーぞ」と、そう言って3人は殴りかかってきた。
それを一瞬にして返り討ちにした。だって、三人の動きは単純だから。近界民の方がもっと恐ろしい。
地面にのびている三人を無視し、少年に笑いかける。
「あ、君大丈夫?」
カバンを胸の前で抱え、ガタガタと震える少年に手を差し出す。
小さな声で「あ、りがとう、ございます」と言って立ち去った。
少年にとっては、不良の三人組も、その三人を一瞬にして叩きのめした、私も恐ろしかったのだろう。
「本当馬鹿みたい」
私自身か、逃げ出した彼か、馬鹿な不良共に言い放ったのかはわからない。
私もカバンを肩にかけ直して本部へ歩みを進めた。
柄にも無く人助けするもんじゃない。
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三毛猫(プロフ) - 雫鶴鳩さん» いえ、こちらこそありがとうございます! (2017年11月5日 10時) (レス) id: 6bf8863f3b (このIDを非表示/違反報告)
雫鶴鳩 - ほ〜そう言うことか!修見たいなんかと思ってた(笑)ありがとうございます! (2017年11月4日 16時) (レス) id: 86c88d0ffc (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - 雫鶴鳩さん» そんな感じのエピソードをもしかしたら追加するかもです。話数も余っているので。その際はぜひ暇潰しに呼んでください!! (2017年10月30日 18時) (レス) id: 6bf8863f3b (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - 雫鶴鳩さん» そうなんです(笑)作中でも少し触れましたが、夢主ちゃんは風間さんをすっごく尊敬している設定なんです!!なので『先輩』呼びなのです! (2017年10月30日 18時) (レス) id: 6bf8863f3b (このIDを非表示/違反報告)
雫鶴鳩 - 夢主ちゃんは風間さんのことを21歳と知ってて『風間先輩』って呼んでるんですか?(笑) (2017年10月28日 22時) (レス) id: 86c88d0ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三毛猫
作成日時:2016年8月25日 23時