もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか２

三角　1ｰｰ▽ ページ47

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それで？何でこうなるの！！！









私は今、おばさんに料理を教わる為
稜雅の家に行き、リビングのドアを開けたところに居ます








リビングのソファには稜雅が頭を抱えながら座っています







リビングから見える台所にはおばさんが居ます







その隣に例の幼馴染が居ます






…そう！なぜ君がいるのだ！！！






おかしいでしょッ！そこのポジション私なんですけどなぜ君が居るのですか！







状況が読めず立ち止まったままいると




「あらいらっしゃい！待ってたわよ！」





いやいらっしゃいじゃねぇだろ！




すぐさま稜雅が私の所へ来る





『ちょっとどういう事！？』




奥の2人に聞かれないように声を抑えて言う




「いやなんかわからねぇけど瀬川が来たんだよいきなり！多分親が呼んだんだと思う」





『…帰る』




「ダメダメダメ！」




『何でよ！』




「いや瀬川が凄くAに会いたがってたんだから」





『私は会いたくないもん！』





すると奥から呼ばれる





「Aちゃん、ごめんね、志希ちゃん私が呼んだのよ、一緒にご飯食べましょって」



　

一緒にご飯食べましょっじゃないから
一緒にご飯作りましょっになってるから




「すみません、私お邪魔でしたか？」





『いや、いいの！全然いいの！』




「一度、Aさんとお話がしたくて…」





『あらそうだったの！お話しよ〜アハハハ』





作り笑顔のまま稜雅を見ると明らかに顔が引きつっている



『……アハハ…ハ』


「いてっ」




軽く稜雅の肩にパンチを入れて台所へ向かう







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