もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか２

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個室に入った瞬間帽子とマスクを外し飲み物を口にする







今日ちゃんと初めて顔を見た…







ジュースを飲んでる横顔は素晴らしく格好良くて何故かきゅんとした






ジーッと見てると
目が合い照れ臭そうにジュースを置く






「なんでそんな見るんですか！」






『いや、めっちゃ顔綺麗だなぁって！』








「いやいやいや笑」









『ねぇ、祐基くんって何か香水付けてる？』







個室に入った時から気付いた







いい匂いする








「え、あぁ、つけてるけど…」








『あぁ、やっぱり？この匂い好きかも』







祐基に近付いて目を瞑ってスンと匂いを嗅ぐ







『ん〜、いい匂い』







我に返ったのは数秒後









待って、つい癖で思わず匂い嗅いじゃったけどこれはマズイ！引かれた！！！









やらかした！と思いながらゆっくり片目で祐基の方を見る







祐基は手で目を隠したまま停止している









『あぁ〜！ごめんね！？』









「だ、大丈夫、でもちょっとこういうの慣れてなくてどうしてればいいかわからないっていうか…ちょっと、ド○○キしちゃった…」






　

赤い顔を出してもう一度ジュースを飲み始める








そんなことストレートに言われるとこっちまでド○○キするんですけど…。









『アハハハ〜さ、読む、か！』








もう、なんて言葉を返せばわからなくて笑う事しかできなかった









そしてお互い顔を赤らめながら漫画を読み始める









二人はその日の1日をずっと漫画喫茶で過ごした









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