もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか

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ｰｰ



「えっと……そろそろ着ないと風邪引くよ？」




……ハッ！！！そう忘れてた！！




私の今すごい格好でいるじゃん！！




『あぁ、ごめんね！今すぐ着替え…「それとも何？……誘ってんの？」





ビクっ




いきなり顔を近づけて耳元で囁くから
ちょっとビクついちゃった







稜雅に聞こえそうなくらい心臓がうるさい









『誘ってなんかないわっ！ちょっと見ないで！目！つぶってて！』







「はいはい」







稜雅が目をつぶっているうちに急いで洋服を着る



あぁもう恥ずかしい…



何なのよもう！





「まだ？」






『まだ！』







とりあえず全て着替え終わった





稜雅の方を見るとまだ目をつぶってる





近くによってよく見る







まつ毛…長いな…









その瞬間目が開いた






『ひッ！』





「なに人の顔見てんの」







『み、見てないわよ！髪の毛乾かしてくる！』







そう言って洗面所に向かった





ｰｰ

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