もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか (ページ33)

今日:5 hit、昨日:18 hit、合計:204,066 hit

▽ ページ33

ｰｰｰ

「要するに…俺の事好きだってことなんでしょ？」

一気に鼓動がうるさくなる

『そ、そうです』

「あーーーー！もう！」

いきなり大声を出したと思えば稜雅の抱きしめる力が強くなる

『ど、うしたの？』

「嬉しすぎて…叫びたくなった笑」

『なにそれ笑』

ちょっと緊張から解かれた

『稜雅？』

「ん？」

『改めて言うね。好き…です』

あ〜謎の敬語になっちゃった

本当は目を見て好きって伝えたかったけど
稜雅は今きっと恥ずかしさと照れで死にそうだからあえて抱かれたままにするか

と強がったのに

自分が照れてしまった

「俺も、好きです…ずっと前から…」

『んふふっ』

「なんだよ」

『ごめん、笑う場面じゃないけど笑えてくるっふふふ』

「俺の好きを返せッ」

『返しませーん』

「生意気な君にはこれだッッ！」

そう言って稜雅の腕から開放されたと思ったらすぐにキスをされた

『はっっ！！！』

今ここでするか！？と思って睨んだけど
稜雅を見たら下を向いていた

きっと顔が赤くなっていると自分でも分かって隠しているつもりだろうけど…

真っ赤な耳は隠れてないよ

照れるならしなきゃいいのにと呆れる

まっ今回は許してやろう。

全てちゃんと伝えることはできなかったけど言わなくても分かってくれてると思うから今度でいいやとぼんやり思いながらいつまでも下を向いている稜雅を見つめるのでした

(とりあえず)おしまい

ｰｰｰ

とりあえず本編はおしまいという事で次からは短編です。

まだ小山さんのことが解決出来てないのですがそのくだりは思い付かないので後に回します。

短編が書きたいので短編書きます。

ごめんなさい！