名探偵との恋は彼女曰く甘くてちょっぴり刺激的らしい

続き ページ34

「俺の部下は皆、私立探偵よりよっぽど優秀だ」








箕浦さんの一言で犠牲になった新人警察さん。誰だっけ...すぎもと君？
敦君がすぎもと君を哀れみと同情の目で見つめている








『普段の敦君はあんな感じだよ』









敦君が苦笑しているとすぎもと君がなにやら話し出した。なんかわかったのかねー









「確かマフィアの殺し方に似たようなものがあったような」









「それは違うよ。マフィアの殺し方は身分証のように厳重に決められている」








兄さんがすぎもと君の推理を否定する。視線を送ってきたので続きを話せということだろう









『まず敷板をかませ後ろから後頭部を蹴り顎を破壊。激痛で悶え仰向きになったところを銃で３発。』








敦君が身震いしたので顎を破壊されたときの痛みをより具体的に生々しく説明してあげた








「ということは犯人の偽装工作？」








「偽装の為に遺体に２発も撃つなんて...」








２発？








「はいぶっブー！ダメだね名探偵の僕には遠く及ばない」









少なくとも箕浦さんの部下が乱歩さんより優秀だというのは間違いだと証明され訳だけど...
なおもかたくなに捜査に協力させない堅物っぷりを見る箕浦さん。








現場の聞き込みや事情聴取より推理の方がめんどくさくないのに









とうとうご立腹のようで乱歩さんに殴りかかろうとする箕浦さんの肩をやんわり笑顔で掴む








『その人に手を出しますか？』








─
すいません次いきます

続き→←「乂ちゃんそのクッションなに？」「それはバカが昼寝するために持ち歩いてる忌々しきクッションだ」『失礼な！私のマシュマロ大魔人様のことを！』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す