CP9の新人ちゃん【ONE PIECE】 (ページ2)

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ここは偉大なる航路前半に位置する世界政府の直轄地、エニエスロビー。"司法の島"と呼ばれ、世界政府が直轄する裁判所が設置されている。

島の中央部を囲む海に巨大な穴が空いており、そこに海水が流れ込むことで滝を作り出している。穴の底は見えず、それゆえ島はまるで浮いているようにも見える。

1年中夜にならない「不夜島」としても有名であり、別名「昼島」とも呼ばれている。

そんなエニエスロビーの最高司令長官スパンダムはCP9を呼び集めていた。

ル「長官、何かご用意でしょうか？」

カ「何か任務かのぉ？」

みんななぜ呼ばれたのかわからないままここに集められた。

ス「今日集まってもらったのは他でもない。お前達の仲間が１人加わることになった。おい、入れ！」

そう言ってドアの方を見るとそこに立っているのは黒い服に身を包んだ小柄な女。

その女はこちらを見ずにスタスタと長官の近くまで歩いていった。

「…ご紹介に上がりましたAと申します。まだまだ未熟者ではありますが、ご指導の方よろしくお願いします。」

そう言って深々と礼をするA。

ス「こいつはお前らより歳は若いが優秀な諜報員だ。大将青キジの直々の推薦でここに来た。お前らよろしく頼むな！あ、教育係はルッチ！お前がしろよ！」

ル「なぜ私がこんな小娘のことを…」

ス「お前が一番経験が多いだろう！とにかく、頼んだぞ！」

有無を言わせずに長官は部屋を出ていった。
長官の話が終わりそれぞれ自己紹介をすることになった。

カ「わしはカクじゃ！お前さん歳が若いと言ったがいくつなんじゃ？」

おじいちゃんみたいなしゃべり方の鼻の長いカクさん。

『カクさんですね。今年で17歳になります。』

カ「そんな堅っ苦しくなくてよい。カクでええ。」

『それじゃカクと呼ばせていだだきます。』

カリ「私はカリファよ。カリファでいいわ。女の子同士仲良くしましょう。」

そう言って微笑んでくれるカリファ。キレイ。うらやましい。

カリ「そして、貴女の目の前にいるのが教育係のロブ・ルッチよ。」

ル「…女。俺はお前を認めちゃいない。そもそもキサマごときにこの仕事が勤まるのか？」

偉そうにこちらを睨みながら話してくるこの男。ここでは大人しくしておこうと思ったけどもう我慢の限界！