検索窓
今日:4 hit、昨日:13 hit、合計:164,859 hit

沖矢side ページ3

.


「おや、ボウヤじゃないか」


チャイムがなり誰が訪問したかと思えばボウヤだった。
ボウヤというのは子供とは思えないほどの洞察力や推理力を持ち合わせた少年だ。
一人で訪問するのは珍しくないが今日はどこか疲れた顔をしている。


「随分と浮かない顔だね?」

「今日は小五郎のおじさんも蘭ねぇちゃんも留守にするらしくて博士の家に泊まるんだ…」


話ながら靴を脱ぎため息をつく彼に苦笑しながらリビングへと向かう。


「それで私の家にも寄った、と?」

「まぁねぇ…どうせ料理お裾分けに来るだろうし先に知らせとこうと思って」

「というのは口実で博士の話を聞かされるのがいやだから時間潰しに来たんだろう」

「えっ?!…あはは、わかっちゃった?」


談話を繰り返しボウヤは乾いた笑い声をあげながらソファーに座った。

そんな彼に飲み物を出そうとしたその瞬間だったーーーーーー





ガタッ




「「!?」」


誰もいないはずの二階から物音が聞こえ二人で息をのむ。
アイコンタクトをとりボウヤには動かぬよう手で静止すれば音を立てぬよう忍び足で二階に向かう。

様子をうかがっていると扉が開き少女の姿が見え先手を打とうと近付き気絶させた。

どこから忍び込んだのかわからないがかなりのやり手に違いない。
この"おれ"が全く侵入されたのにも気付かないなんて…






「ボウヤ、もう大丈夫だ」

「っ、…」


侵入者を抱き抱えながら下に降りれば隠れているであろうボウヤに告げた。
恐る恐る顔を出したボウヤはこちらを見て驚いたように目を瞬かせた。


「…その人って組織の人?」

「いや、見たことはない…ボウヤはジョディたちに連絡してくれ」

「わかった!」


直ぐ様スマホを片手に連絡する彼を尻目に結束バンドを手にする。
侵入者を動けないようにしなければ。





こうして捕まえた以上


逃がしはしない…




.

第2話→←第1話


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
224人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Alice(プロフ) - 三話の最後日本語がおかしい気がします (2016年12月24日 13時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
三葉 - こんにちは!わたしは、三葉と言います。私は、主に暗殺教室を作るのですが、コナンオタクです... (2016年10月1日 9時) (レス) id: efa8f0ae3d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2016年8月30日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。