��. フロイドside ページ34
アズール「教えて頂けませんか？花笑の国について」
レオナ「ああ良いぜ。だがただとは言わねぇよなぁ？」
あ〜めんどくせ、何でよりによって此奴？
そう思いながら文句言ってやろうと口を開こうとすると、いつから居たのか小エビちゃんが良い笑顔で問い掛ける。
ユウ「え？レオナさんって女性には優しいんじゃなかったんですっけ？」
レオナ「…あ？今は関係ねぇだろ」
ユウ「今何か起こってるのは女性であるA先輩だと思うんですよね。それなのに何も言ってあげず助けてあげないなんて…ねぇ？」
レオナ「…てめえどう言うつもりだ？」
ユウ「A先輩のこと助けたいから情報提供お願いしますって言ってるんですけど、分かりません？」
…小エビちゃんって、時々威圧たっぷりで言うよねぇ。
特にクマノミちゃんの話の時。
そう思いながら小エビちゃんを見ていると、にこにこと笑顔で彼奴を見る。
ユウ「お願いします、レオナ先輩？」
レオナ「…ったく仕方ねぇな…花笑の国のことだろ」
そう言って近くの椅子に座った彼奴を見てから小エビちゃんとハイタッチする。
やるじゃん、小エビちゃん。
レオナ「花笑の国は生まれた女に生まれつき魔法が宿っていることで有名だ。だからこそ、女が生まれなかった場合何度も母親に子どもを産ませる、とも言われてる」
フロイド「エグくね」
レオナ「それだけ必要なんだよ。なんて言ったって、花笑の国は女が王位継承者だからな」
アズール「王位継承者？」
レオナ「女が国を収めてんだよ。産まれた女とその旦那になった奴が基本的に女王と王になる。…王が見知らぬ奴になるのも困るからな、大体が国の決めたお偉いさんとの結婚だ。幼い頃から結婚相手は決められている」
ライアン「…俺の父はそれであの子の母親と婚約者だったのか」
…クマノミちゃんがその国の…唯一の、女の子？
…居るのは兄、女の子はクマノミちゃんだけ…嘘だろ。
レオナ「その国の女は、18歳の誕生日に結婚させられるとも聞いたな」
イデア「え」
フロイド「は？」
驚いて声を出せば、驚いたように目を向けられる。
…だって、
フロイド「…クマノミちゃんの誕生日って、明後日だけど」
アズール「…国に戻されたと考えて間違いないでしょうね」
ジェイド「ええ」
…なんだよそれ。
だからクマノミちゃんは、あんなに嫌そうだったんだ。
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Runa☻ - このお話最ｯｯｯｯ高に大好きで尊くて作者様天才ｯｯ！！！！ (4月30日 12時) (
レス) @page41 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ないたわぁみんなカッコ良すぎるしアズくん…ゆうくん良い男だしレオナさん最高すぎ… (2022年3月23日 5時) (レス) @page41 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
長月 - 本当に最高でした…。いろんな伏線が貼ってあってそれを回収していくのがめちゃくちゃおもしろくて、感動しました！！ (2020年11月13日 4時) (レス) id: 677a311103 (このIDを非表示/違反報告)
名無し6853号(プロフ) - あぁ........この作品は尊すぎます。この作品に出会わせてくれてありがとうございます！ (2020年11月2日 2時) (レス) id: ce469f6b4f (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 邪魔すんぜ、ジェイド最推しの者です。いや､､、この小説は､､、神っすね (2020年10月23日 16時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
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