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『ユウくん！』
ユウ「あ、A先輩」
保健室に運ばれていると言う話を聞きやって来れば、ケロリとした顔で僕を迎えるユウくん。
…その姿に少し拍子抜けしながらも、安堵したために思わず溜息を吐いてしまう。
『よ、良かった…』
ユウ「先輩が助けてくれてんでしょ？」
デュース「先輩！また助けてくれたんですね…ありがとうございます！」
『…例には及びませんよ、僕のせいですし』
正直ライアンには罪悪感なんて少しも感じてはいないが、彼らにはとても感じている。
巻き込んでしまったことに負い目を感じるし…心がとても痛い。
エース「気にすんなって、こうして生きてるわけだし。それにしても、先輩が女だったなんてね〜」
『…ああ、やっぱり噂になってます？』
カリム「今学園中がお前の噂で持ち切りだぞ！」
ジャミル「学園長が知っている上で通わせているから…と説明中らしい」
『…学園長が…そうでしたか。…カリムさん、ジャミルさん…すみません、お二人にはお世話になってばかりで…』
カリム「困った時はお互い様、だろ？」
ジャミル「毒について知識があることに違いはないからな。こう言った時でもそうでない時でも、いつでも頼ってくれ」
…この学園は、優しい人と言うのは少ないと思っている。
でも、根っこからの悪人と言うのはきっと居なくて…だからこそ、それが丁度良く感じ、僕には生きやすいのだと思う。
僕はきっと、この学園に適性している。
カリム「にしても、普段は綺麗な黒髪なんだな！」
『え、まあ…あ、縛らないと…』
ジャミル「それならやってやろう、其処に座ってくれ」
『…良いんですか？』
ジャミル「ああ。普段から自分の髪を結っているからな」
そう言われ、それなら…と言うことでユウくんの隣に座る。
するりと髪に指が入って来る感覚はとても懐かしく、何だか涙が出そうだ。
ユウ「そう言えば、先輩…フロイド先輩と仲直り？したの？」
『元々喧嘩はしてないけどね…その、今ちょっと色々済ませてて、それについて来てくれた…』
ジャミル「あの気分屋が最後まで飽きずについて行ったと言うのか？これは革命だな」
フロイド「ウミヘビくん聞こえてるからね」
僕について来てくれていたフロイドさんがそう言うものだから、思わず笑ってしまう。
…フロイドさんが居ると、いつもより沢山笑えるんだ。
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雪見大福 - 最近見始めましたー！おもしろいですねー！そこで、少し質問？があるのですが、５６話あたりの治療法？って、塔の上のラプンツェルの治療法ですよね？？間違っていたらすみません (2020年7月20日 2時) (
レス) id: 00f6e3e8da (このIDを非表示/違反報告)
痲酔 - この場面で思ったこと……アズールツンデレ乙!!ww まだまだがんばってくださいね!!あなたの作品好きです!!キャーーと本当にさけんでいましたw (2020年7月6日 20時) (レス) id: 7c4adda471 (このIDを非表示/違反報告)
海遊(プロフ) - 続編おめでとうございます！2作目も大変心が潤いました！！次もこのまま拝読致します！これからも応援してます！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: ae74ce0628 (このIDを非表示/違反報告)
雲雨(プロフ) - 空さん» ありがとうございます〜！！作品だけじゃなく作者まで好きと言って頂けるとは思ってもいなかったので凄く嬉しいです！完結までまだかかりそうですが、頑張って書いていくのでよろしくお願いします！応援ありがとうございます、更新頑張ります！！ (2020年7月2日 16時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続編おめでとうございます、好きです！！本当にこの作品も作者さんも大好きで、完結するまで絶対見ます！これからも頑張ってくださいね。応援しています…！ (2020年7月2日 15時) (レス) id: 9af7c9ab91 (このIDを非表示/違反報告)
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