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フロイド「…何言ってんのぉ？」
ライアン「イデアだって知ってるだろ？其奴のユニーク魔法。人を廃人にすることさえ出来るんだよ」
…これは決して嘘じゃない。
確かにその通りだ。
イデア「…そうだね、Aのユニーク魔法…記録を辿りし者(レコード・トラベラー)は、対象が人であればその対象の今までの記録と記憶…それらを捻じ曲げることが出来る。あったことをなかったことに、なかったことをあったことに…」
フロイド「…あ、それって小エビちゃん助けた時に相手に使ってた…」
イデア「多分植え付けたんだと思う、有り得もしない記憶を」
相手がどんなに強い魔導士でも、僕の魔法がかからないことはない。
…それだけ強い魔法だから、暫く使い物にならなくなってしまうんだ。
ライアン「其奴はそれを俺の父親に使った。そして今までの功績も、俺が生まれたことも、それ以外の記憶も…全てを消して、その上で何も思い出そうとすることも出来ないような“無”の記憶を与えた」
フロイド「そんなこと出来んの？」
『ええ、まあ』
フロイド「チートじゃん」
…チート、ね。
そんなに良いものでは決してないけれど。
ライアン「考えてもみろよ？俺がどんな気持ちでこの5年間を過ごして来たと思う？何も覚えていない、何かを思い出そうとも出来ない、そんな廃人になり尽くした父親を…どんな気持ちで見てきたと思う？…俺の人生は…父の人生は！5年前のあの日、お前に全て狂わされた！！」
オルト「おかしいな」
ライアン「何がおかしいって言うんだ！！紛れもない其奴が！！俺の父を…！！」
オルト「僕の記憶が正しければ、Aちゃんが君の父親にあの魔法をかけたのは…それ相応の理由があったからだと思うけど」
ライアン「人の父親を廃人にするほどの理由？何だよそれ、そんなものあるわけないだろ！！」
…確かに、辛いだろうと思うよ。
自分の父親が、ずっと自分の頭を撫でてくれた、可愛がってくれた父親が…ある日突然、廃人のようになってしまったのだから。
…それに彼は、その決定的瞬間を…僕が魔法を使った瞬間を、見た。
ライアン「どんな理由あるって言うんだっ…そんな理由があるなら言ってみろよ！！俺に教えろ！！…まあ、そんな深い理由でもないんだろうけどね」
…彼がこれを知ったら、どんな風に思うだろう？
…“わざと”知らせないであげていたのに。
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雪見大福 - 最近見始めましたー！おもしろいですねー！そこで、少し質問？があるのですが、５６話あたりの治療法？って、塔の上のラプンツェルの治療法ですよね？？間違っていたらすみません (2020年7月20日 2時) (
レス) id: 00f6e3e8da (このIDを非表示/違反報告)
痲酔 - この場面で思ったこと……アズールツンデレ乙!!ww まだまだがんばってくださいね!!あなたの作品好きです!!キャーーと本当にさけんでいましたw (2020年7月6日 20時) (レス) id: 7c4adda471 (このIDを非表示/違反報告)
海遊(プロフ) - 続編おめでとうございます！2作目も大変心が潤いました！！次もこのまま拝読致します！これからも応援してます！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: ae74ce0628 (このIDを非表示/違反報告)
雲雨(プロフ) - 空さん» ありがとうございます〜！！作品だけじゃなく作者まで好きと言って頂けるとは思ってもいなかったので凄く嬉しいです！完結までまだかかりそうですが、頑張って書いていくのでよろしくお願いします！応援ありがとうございます、更新頑張ります！！ (2020年7月2日 16時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続編おめでとうございます、好きです！！本当にこの作品も作者さんも大好きで、完結するまで絶対見ます！これからも頑張ってくださいね。応援しています…！ (2020年7月2日 15時) (レス) id: 9af7c9ab91 (このIDを非表示/違反報告)
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