三十六話 ページ19
sha「ここが図書室やで！あんま騒がしくするとエーミールって奴に本でぶっ叩かれるで気をつけやw」
？「シャオロン〜？風評被害やめてもろて」
そう言っているシャオロンの後ろからぬっと出てきた黒目がない人…よく見ればある人にそうしかめっ面言われてしまった。
em「あ、エーミールと申します〜よろしゅう」
俺を見るとさっきの顔から普通の顔に変わってそう言ってきた。苦い匂いがする。なんか嫌
em「え、なに何めちゃしかめっ面するやん俺なんかしてもうた？？」
sha「？、あ！エミさんコーヒーの匂いするで。それやない？確かに俺もなんか嫌やわ」
そう言うとシャオロンは鼻をつまんで手を横に振って空気を散らすような動作をした。
するとエーミールはショックを受けたようでガクッと下を向いた。
sha「めっちゃショック受けるやんwまぁいいや、ここの次はー、どこ行こう…あ！食堂！！行くぞぉー！！」
『良くないと思うんだけど…』
em「はぁ…いってらっしゃい」
ドアが閉じる寸前にそう聞こえて優しい人なんだなと思った。やっぱりあの苦い匂いも好きかもしれない。
次は食堂だったっけ。
久しぶりに行く気がする。
スイと一緒の時は入らせて貰えなかったから。
そんな事を考えていると早速着いたようだ。
図書室と食堂は近いらしい。
sha「着いた〜！丁度夜飯の時間やしちょっと待つか！朝昼晩は幹部の皆で食うんやで！補佐もたまに来るかな！」
『補佐？』
シャオロンが入口から少し遠い椅子に座ると手招きをしてきたから着いていくと隣の椅子に座らされた。
ちょっと机が高い。
sha「机高いかぁ…身長お前ちっちゃいもんなぁw」
そう言いつつクッションを持ってきて俺の座っていた椅子に乗っけてくれてその上に座るとちょっと不安定だけど丁度良くなった。
sha「あ、補佐って言うのはなぁ、なんて言うか…うーん、手伝ってくれる人達…？って感じやな！！！」
手伝ってもらえるのか…！この人たちの手伝いをする人なら大層良い人なんだろうなぁ…
そうとも限らないか…
tn「ふぅー…ってシャオロン！？とAくん…なんでこんな早いん？」
sha「案内しとって丁度時間が近かったから来たんよ！トントンいつもこの時間に来とるん？」
tn「いや？今日はちょっと早く来たで？？いつもはひとらんが一番乗りやないかな」
トントンが入って来た途端に俺らを見てびっくりして持ってた本を落としそうになっていた。
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新作…作っちゃおうかな…(n回目)
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