愛玩動物 Ⅱ【wrwrd】 (ページ2)

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会議室から出てみんなで見に行く事になった。
暫く歩いて地下牢への扉を開けて入る。

地下だから梯子を下りて少し湿気っている牢屋の中を見る。
するとカタカタ震えた手でナイフを首に向けて今まさに刺そうという所だった。

みんな気付くと急いで鍵を開けてナイフを取り上げる。
すると俺を白目の部分が黒く染まった目で見てこう呟いた。

？「*&#@+=-～？」

そのあとパタリと気絶した。

sha「そう、こんな感じのことをずっとブツブツ言っとったんや…てかこれどうする…？」

gr「ふむ、自害と…？…医務室に連れて行ってやろうじゃないか。」

tn「…はぁ…行くかぁ」

グルさんの言ってた事に溜息をつきつつこの獣人を担ぐトントン。
そして落とさないよう歩きつつ上に登って行った。

これで残ったトントン以外の奴は少しの静寂のあとすぐ梯子を上って上に行った。

『シャオロン行かんの？』

梯子を登ろうとするもシャオロンが前にいて
登れないから声をかける。

sha「…なぁ大先生。俺さ数年前に潜入調査(スパイ)に行ったんよ。

彼奴、見覚えあるわ。あそこにおったわ。獣人隊に」

急に話しだして何だと言おうとするも間を空けずにまた話し出した。

sha「ゾムと連絡とれんくなった期間あったやん？そん時あの国の総統に洗脳されとったんやって、人間のな。んであのさっきの獣人も多分そうやわ、それも、獣人にされとるやつ。ヤバくね？多分精神蝕まれとる。軍に反乱軍が来た時から結構経ってるし。」

そう言うとそれから何も言わずに梯子を上って行った。

確かにゾムに連絡が取れなかった期間はめっちゃあった、七ヶ月くらい。

あん時は大変だった、エミさんがめっちゃ取り乱しとって…

あの時からは二年は経ってる。

ゾムが今無事なのは人間が獣人の洗脳の真似をしたものだったから…？

あぁもういくらエミさんに教えてもらったものが多かったとはいえ元は無知なクソザコ脳みそだ。

エミさんに言って本を読ませてもらうしかない。

あ、ページは折っちゃダメだ。あと蛾の標本も。