四十三話 ページ48
ＮＯside
薄暗い部屋の中、センゴク元帥とガープ中将の会話が響く。
「あれだけの数が居た中で、たったの５０人か。
……いや、アイツにしては多い方だな。」
「そうじゃな！」
それにしても、とセンゴク元帥が続ける。
「脱落者は何人になった？」
「さあ〜、１００を超えてからは数えとらんからの」
“脱落者” この言葉が示すのはすなわち、Aへ反抗的な態度を示し、実力行使に出た者のことを指す。
当たり前といえばそうだが、上司でも、ましてや海兵でもないAに対して反発がないわけはない。
いくら元帥からの紹介であっても、部外者で、しかも顔と本名を隠すようなやつをそう易々と信用は出来ない。
もちろん殴りかかってくる奴は皆、すべからくAに打ちのめされたのだが。
おかげで、本日の救護室は満員だったという。
「じゃがなセンゴク、あくまでもワシの予想じゃが、ソイツら合格しとるぞ。」
「あぁ、だろうな…………」
楽しげなガープ中将に反して、センゴク元帥の目が死んだ。
実は、Aに襲いかかった海兵の大半は己の正義感ゆえであった。
中には力量の差を分かった上で勝負に出た者もいたという。
例のごとくAの「そういうの、好きですよ。」というひと言により、その者たちは合格に至った。
「アレは当分部屋から出てこんぞ。」
「あぁ、それも分かっている。あれだけの人数を相手に能力を使い続けたんだ。当然そうなるだろうな。
なぜ先を見越して数日に分けるなりしなかったのか……ﾊｧ…」
「ワッハッハ！
できるだけ１週間以内に済ませたいと言っておったが、アレは本気じゃったんじゃな！！」
「笑い事じゃないッ」
薄暗い部屋の中、ガープ中将の笑い声とセンゴク元帥の溜息が響いた。
────────────────────
★ちょっと作者から
テスト期間に突入します。
よって、ただでさえ不定期亀さん投稿がさらに酷いことになります。
ご存知の通り作者は頭が弱いのでお勉強しなければなりません。
テスト終了後すぐに舞い戻りますのでご容赦下さい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 270人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
〜トリプルフェイスを持つ少女は不思議な力を持つ悲鳴嶼行冥の双子の妹？！&...
記憶ありのトリップ!?これは……救うしかないでしょ！！ 2
ミス・レディの逃避行 II【ONEPIECE】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐倉桜(プロフ) - えとーさん» ありがとうございます！！雰囲気を好きでいて下さるのなら、こらからも拘っていきます！ (2021年10月24日 15時) (
レス) id: c76bb7a1ea (このIDを非表示/違反報告)
えとー - 面白い！なんか、うまく言えないけど雰囲気がめっちゃ好きです！！ (2021年10月24日 15時) (レス) id: e63c5fa317 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐倉桜 | 作成日時：2021年9月19日 0時
