病院 ページ23
『ん....？』
目が覚め、フカフカした感触に違和感を覚える
昨日の集会が終わって帰ってきてリビングの床で寝落ちてしまったはずなのにベッドにいる
携帯で時間を見ると8:36
少し寝坊したな....
『おも....』
体を起こそうとしたのに思わぬ重量に再びベッドに沈む
真｢....あ"？あ〜....はよ｣
なるほど、重さの犯人は真一郎さんの腕か
それにしても寝起きの悪さ
第一声が怖いよ
『おはよ。真一郎さんが運んでくれたの？』
真｢夜中便所行ったら死んでたからな｣
真一郎さんが体を起こすのと同時に体から重量感が消える
無言で両腕を伸ばすと抱き抱えるように体を起こしてくれる
真｢ほんとに甘えんの好きだよな｣
『えへへ〜』
少し照れたように笑うと真一郎さんも笑う
真｢さてと｣
抱き起こした腕を離して伸びをする真一郎さんの背中から骨のなる音が聞こえる
ここまで聞こえてくるの普通にやばくないか
真｢朝ごはん食うか？｣
『うん！』
真一郎さんの差し出す手を迷いなく握り返して一緒に部屋を出る
リビングにはすでに2人が起きて寛いでいた
『蘭にぃ、竜にぃおはよ〜』
声をかけると2人してこっちを見る
その視線は真一郎さんと繋がれた手にあった
蘭｢おはよAちゃん。おっさんに変なことされてない？｣
竜｢Aおはよ。警察呼ぶか？｣
朝から殺気立つ2人に思わず笑ってしまう
真｢ひでぇ言い様｣
それを全く気にしていないようにケラケラ笑って手を離すとキッチンへ入っていった
『お風呂に入ったあとここで寝落ちちゃったの部屋まで運んでくれたんだよー』
ソファに座る竜胆の膝の上に当たり前のように座り、首に腕をかけて抱きつく
これぞ転生したオタクの特権ってやつだ
蘭｢なにそれ〜俺が見つければ良かった｣
わざとらしく嘆くように上を向く蘭
何も言わず私の髪を手で弄ぶ竜胆
真｢お前らもなんか飲むかー？｣
キッチンから真一郎さんの大きめの声が聞こえる
『ココアー！』
真｢もう容れてるよ｣
優しい声が聞こえて胸が温かくなる
幸せな日常ってこういうことを言うんだろうなぁなんてぼんやり考えながら竜胆の肩に頭を預ける
竜｢まだねみぃの？｣
『ちょっとだけ。でも今日行きたいとこあるから起きるぅ』
しかめっ面になるが自分でもわかる
それを竜胆は喉を鳴らして笑う
蘭｢俺コーヒー。ブラック｣
竜｢あ、俺も｣
みんな大人だな
真｢はいはい｣
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凹凸(プロフ) - あぷるさん» 以外とママな蘭ちゃんがいると信じております笑真一郎さんは完全にパパ枠なので笑って見てそう。お説教終わったあとに優しく諭してくれる真一郎パパ.... (2021年9月30日 20時) (
レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
あぷる - お説教してる蘭と竜胆...ママ？と錯覚しそうになりました笑これは真一郎くんもなかなかの予感... (2021年9月29日 22時) (レス) @page47 id: 9ae6da1d4e (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - 飴玉さん» わぁ！╰(*´︶`*)╯ありがとうございます！！参考にさせて頂きますね(*´▽｀*)絶景やっぱり思いますよね！？お仲間だ！！！ (2021年9月28日 10時) (レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
飴玉(プロフ) - ぜんっぜん長くていいです！！むしろたくさん読めるの嬉しいのでifでもなんでも大歓喜です！！！絶景わたしも思いました笑（） (2021年9月28日 1時) (レス) @page46 id: e8fc766662 (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - ひー(比古)さん» ご意見ありがとうございます！！参考にさせて頂きますね(*´▽｀*)作品を好きと言っていただけで作者冥利に尽きます！！これからも逆別をよろしくお願いします(*´`*) (2021年9月27日 15時) (レス) @page40 id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凹凸 | 作成日時：2021年9月18日 19時
