3しゃい.5 ページ10
『いっっちゃい』
思わず小さく声が漏れる
竜｢わりっ｣
それに驚いた竜胆がとっさに手を引っこめる
『へぃきー』
消毒液の着いた鼻を擦りながら答えると竜胆が小さく笑みをこぼす
え〜〜〜可愛い〜意味わからんくらい可愛い〜〜どういうこと〜〜
その後は竜胆の顔に集中しすぎて痛みなど感じず無事、絆創膏を貼ってもらった
『ばんしょこいっぱい』
自分の手足を見てポツリと零す
蘭｢いっぱいだなぁ〜。やんちゃな子は嫌いじゃないぜ｣
蘭が頭を撫でながらぎゅうっと抱きしめてくる
これが....バックハグ！(ちょっと違う)
竜｢てか俺がいない間にめっちゃ仲良くなってんじゃん。何があったの｣
手に持っていたタオルを近くの小さい岩に置き、竜胆が問いかけてきた
ごめん。それは私もよくわからん
おそらく"蘭にぃ"って呼んだことが蘭的にはツボだったのだろう
蘭｢いや、さっき俺らの名前教えたらさ、蘭にぃって呼んでくれたんだよね。それがめっちゃ可愛くて｣
竜｢まじか。普通に羨ましい｣
蘭｢前から妹いたら絶対可愛がるって話してたじゃん。これはマジでやばい｣
この会話を真顔で真剣に話してる灰谷兄弟、尊すぎでは？
私も前世は妹か弟欲しかったなぁ
竜｢え、俺のこともお兄ちゃんって呼んでみてよ｣
『りんどー』
竜｢ちがうっ！｣
ちょっと意地悪をしてみると思った以上に必死に否定されてしまった
そんなに悔しがるとは思ってなかった
可愛い
『りんにぃ？』
私が申し訳なさからちゃんと呼んでみると、竜胆は黙ってしまった
よくみると耳が真っ赤である
蘭｢な？可愛いだろ？｣
なぜか蘭が誇らしげに言う
竜｢これはやばいな｣
蘭｢やばいな｣
二人の会話が"やばい"だけで成立してしまっている
原作で読んだ2人ほど荒々しさは無く、まだグレる前なのかなぁなんてぼんやり考える
でも大事なお葬式の最中に輪から外れて庭にいる時点でグレ始めではあるのか？
オタク特有の考察的な思考を回していると、蘭から話しかけられる
蘭｢そう言えばやんちゃなお嬢ちゃんのお名前は？｣
優しく問いかけられ、そういえば名乗る暇なかったな、と
『Aちゃん！3しゃい！』
Aは元気に答え、ドヤ顔で指で数字を作って見せた
蘭｢それは｣
竜｢2だな｣
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凹凸(プロフ) - 迷い猫さん» 迷い猫さんコメントありがとうございます✨ツンデレ良いですよね〜(*´▽｀*)犬系も猫系も可愛くて書きながらニヤニヤしちゃいます笑 (2021年10月23日 12時) (
レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - ツンデレって良いですよネ！！← (2021年10月20日 21時) (レス) @page20 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - さけとばさん» さけとばさんありがとうございます！！懐かしさにニンマリしちゃうのわかります笑過去の自分に共感羞恥で悶えないように頑張って描きました(*´▽｀*)久しぶりに書いたのでそう言っていただけると嬉しい限りです！ (2021年9月14日 12時) (レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
さけとば(プロフ) - HP、キリ番･･･あまりの懐かしさに、ニンマリしてしまいましたw 本編の内容がとても濃く、かつ読みやすい文章で、一気にファンになりました！続編も読んできます！これからも応援してます(*'▽'*) (2021年9月14日 10時) (レス) id: 9eb36d9080 (このIDを非表示/違反報告)
がざみ(プロフ) - 夜月さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！早め早めの更新を心がけていますので長くなると思いますがぜひぜひこれからもお付き合いくださると嬉しいです！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凹凸 | 作成日時：2021年9月7日 23時
