創設メンバー ページ23
『わぁ....おっきぃ....』
武蔵野神社に着き、三ツ谷にバイクから降ろしてもらう
この世界に来てから神社という場所に来たのは初めてで、記憶の中の建物より何倍も大きく見える
長い階段の先に建つそれは最上段の影から頭を覗かせている
『おっきぃね！かっこいい〜』
久々の遠出や、初めて訪れる場所、そして聖地ということもあり子供さながら大はしゃぎ
三｢はいはい。落ち着け〜｣
さすが妹がいるだけあって子供の扱いには慣れている
私の頭に手を乗せ、優しく微笑むと抱き上げてくれた
三｢ちとこの階段はキツイだろ｣
そう言った三ツ谷はやっぱりリアコ製造機だと思う
一体何人の幼女が初恋を捧げたんだろう
罪深い。存在が罪深い
『タカちゃんありがとう』
私は精一杯の可愛い笑顔でお礼を伝える
やっぱりせっかく良くしてもらった顔面は活用していかなきゃもったいないからね
三｢....おぅ｣
少し照れたように顔を背けて答える三ツ谷
しかしその耳はほんのり赤く染まっており、愛くるしさを隠せていない
はぁ〜推しが今日も尊いでござる〜
私の中のオタクが心の中で叫ぶ
なんなら声高らかに叫びたい
マ｢え〜Aずるいー。ケンチン俺のことも連れてって〜｣
マイキーはケンチンの服の裾を引っ張り、駄々をこねる子供のようだった
龍｢なんっで俺が！！お前は歩け！｣
そのやりとりはまさに仲の良い男の子同士のじゃれあいそのもので、未来で決別した仲だなんてとても思えない
2人にはずっと笑って馬鹿やってて欲しいな....
なんて私には未来を変える力なんかない
出来ることはしたいと思うけど、タケミチの様な命を賭けるほどの覚悟や自信は無いや....
前世で読んでた夢小説みたいな出来事に実際身を置いてみてわかる
私はあんなヒロインにはなれないし、そんなに性格も良くない
だから今できることを精一杯頑張ろう
今だけでもみんなが笑って過ごせたらオタク冥利に尽きるな
三ツ谷の腕に抱かれながら自虐的に笑う
その時、三ツ谷の腕に光る"それ"を見つけた
『！』
私は驚いて三ツ谷の服を握っていた手に力が篭もる
三｢どうした？｣
それに気づいた三ツ谷はすぐさま私に声をかける
『あ、なんでもない』
取り繕うようにニコッと笑って答える
"そうか"とだけ言い、三ツ谷はドラケンとマイキーとの会話に戻る
好感度だ....
イロハの話をサラッと流し聞いて自分なりの解釈しかしてなかったけど
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凹凸(プロフ) - 迷い猫さん» 迷い猫さんコメントありがとうございます✨ツンデレ良いですよね〜(*´▽｀*)犬系も猫系も可愛くて書きながらニヤニヤしちゃいます笑 (2021年10月23日 12時) (
レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - ツンデレって良いですよネ！！← (2021年10月20日 21時) (レス) @page20 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
凹凸(プロフ) - さけとばさん» さけとばさんありがとうございます！！懐かしさにニンマリしちゃうのわかります笑過去の自分に共感羞恥で悶えないように頑張って描きました(*´▽｀*)久しぶりに書いたのでそう言っていただけると嬉しい限りです！ (2021年9月14日 12時) (レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
さけとば(プロフ) - HP、キリ番･･･あまりの懐かしさに、ニンマリしてしまいましたw 本編の内容がとても濃く、かつ読みやすい文章で、一気にファンになりました！続編も読んできます！これからも応援してます(*'▽'*) (2021年9月14日 10時) (レス) id: 9eb36d9080 (このIDを非表示/違反報告)
がざみ(プロフ) - 夜月さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！早め早めの更新を心がけていますので長くなると思いますがぜひぜひこれからもお付き合いくださると嬉しいです！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: a5bb44ea25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凹凸 | 作成日時：2021年9月7日 23時
