お館様のお子様はのびのびと生きたい。【鬼滅の刃】

肆伍　「難しい関係」 ページ46

ため息ともつかない息を吐き出した。
私が悩んでいた時間は何だったんだ(知らん)

遠い目をして苦笑いしていると、鬼がこちらに向かって歩いてきた。
咄嗟に腰に手をやるが、刀は炭治郎に回収されている(アホ)

また速くなる心臓を抑えながら鬼を見る。
...感情が読めない()





『こッ、この件は認めるけれど仲良くするとは言ってない！！だから離れろ！』


「本当か！ありがとうA！！」


「お礼言う前に止めろよ！」





今まで静かだった善逸が炭治郎に怒鳴りながら、私と鬼の間に立ってくれた。
だが鬼は横へ移動して善逸を避ける。そしたら善逸がまた間に立つ。この繰り返しをしていた。

殺意の無い鬼の接し方なんて分からない。
不死川様なら問答無用で斬るだろう。私には不死川様の様に固い意志を持っている訳では無かったという事だ。
だからと言って仲良しこよしする訳でもない。仲間....とは違う。





『(なら、この鬼との関係は何だ...？)』





考え事をしながら鬼を避けていたせいで伊之助の足を踏み、枕投げが始まり、次の日起きた時には、考え事を忘れていた()

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