One day in winter 2 (ページ2)

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ばたばたと衣装から私服に着替える。
その間にも、
ぎゅるる…ぐる、ぐぐぐ…っ
って腹の中が移動してる音がしてちょっとだけ痛い。

「ちょお俺トイレ！先飯食ってて！」

便秘解消、時間かかるかなって思ってんけど
俺がトイレ長いのは周知の事実やし、
特に何も言われんやろ。

時間が経てば経つほどぐるぐると中身が降りてくる感覚

あ〜、もうずっと待ち望んでたこの感じ！

やっと出せる、早く出したい。
その一心でほんの少し小走りになる。

ホンマはNHKの廊下なんて一番走ったらアカンねんで？

せやけど今は急ぎの用やし。
心ん中でごめん！思いながらトイレのドアを開けた。

「……そうそう、そんでそん時さ、」
「マジ？…それはヤバいわ、笑」

「っ……」

広めのトイレにはたくさんの人、人、人。
そういえばちょうど今お昼や。
みんな休憩に入ったんか、
連れションしにきたJr.で溢れてた。

もちろんその中には見知った顔もあるわけで。

後輩目の前に個室に入るなんて恥ずかしくてできへん。

ごろごろと排泄欲を主張する腹を抱えて、
トイレを出た。

なるべく早く出したいけど、まだ我慢できる。
もう一個下の階のトイレなら人がいないはず。

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