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「なぁ、毒入れるだけ?」
「そうだよ。」
「その毒が何かとか教えてよ。知ってる方がいいでしょ。」
「まあ、いいよ。」
「出来れば、他にも勉強したい。私はいろんな事をしらないから。」
「俺がずっと見ることは出来ないよ。ある程度進捗を見るくらいしかする気は無いけど。」
「それでもいい。」
流石にこの提案は面倒くさかったのか、毒以外の勉強については見てくれそうになかった。
勉強なんてそこまで好きではない。
でも、この世界で私は無知すぎる。
本を読んでいても単語が分からなかったり、話で地名が出ても理解できなかったり。
地味に無知が、普通のコミュニケーションやら生活を出来にくくしていた。
#
その後、色々今後のことを話している内に、ゾルディックの執事さんが毒を持ってきてくれた。
早いな、執事も超一流だねぇ。
トレーの上には注射器と透明なような少し濁っているような液体。
イルミはそれを手に取る。
「腕、出して。」
裾を捲って腕を出す。
痛みを遮断出来るにも関わらず、いつものように怖くなった。
注射は見るだけで痛みを連想させてくる。
針が刺される様子にドキドキしたが、矢張痛みは遮断され何一つ痛くなかった。
こんな体験をして、2年近く、それでも不思議だった。
「じゃあ、暫く様子見だね。症状が出たら教えて。」
数分後、体が熱くなってきて。頭がグワングワンして、目の焦点が会わなくなってきた。
そして吐きそう、私は口を手で覆う。
出てて来た症状をイルミに全部伝えていく。
「うぇ、気持ち悪い。」
「うん、問題なく毒は効いてるね。でも、ちょっと効果が弱いね。」
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卯月(プロフ) - プリのヒソカ想像したら腹筋が死にました笑笑最高です笑笑 (2021年3月13日 2時) (レス) id: c9a76eb58b (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - るるるさん» 有難う御座います。キャラ作りと言うか、この行動理由を殆ど書くのは滅茶苦茶大切にしてることなんで、言われて、嬉しいです。理由も無く、ってのが余り得意でなくて…。もう、これは半分意地でやってます。 (2020年4月29日 22時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - めちゃくちゃ面白いです!!更新楽しみにしてますっ!!キャラ作りが深くて好きです!!!! (2020年4月28日 21時) (レス) id: e18e31c519 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - 753さん» 有難う御座います。クロロ編も今までと同じような形で。ゆっくりと進んでいきます。どうか、気長にお待ち下さい。 (2020年4月20日 11時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
753 - 更新待ってました!!クロロとの絡みが楽しみです...無理せず更新頑張ってください! (2020年4月19日 22時) (レス) id: bb950de271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年11月20日 0時