検索窓
今日:1 hit、昨日:19 hit、合計:171,190 hit

1-3 ページ7

1ヶ月程経った、昔から考えるとあり得ないほど成長した。
毎日、毎日キルア少年の勇姿を見るために闘技場までのジョギングは最初はキツかったが最近は息が少しずつ上がらなくなってきた。
だが、生のキルア少年を見ることが出来たのは一回だけで、それもチケットでの観戦だ、悲しい。
いつか、いつかと意気込んで、チョコロボくんをよく買ってしまう、勿論キルアへの差し入れである。
悲しきかな、それらはほぼ全て私の腹のなかに入っていくこととなった。
文字や、常識に関してはさほど苦なく覚えられている。
今ではゆっくりなら文字は読めるし、書ける。
これならバイトが出来ると考え、そろそろバイトを始めようかと考えてる。
実は最初の貰った金は結構多かったのとそこまで消費をしてないことも合わさり、安心して。そろそろかなーと残りを数えながら、1ヶ月も過ごすこととなった。
念に関しては…全然である。
瞑想をしているが、まだ精孔が開いていない。うん、これは才能が無いな。

そして重大なことに気づいた、………念の系統だ。
夢だし自分の望んだ特質かなと思っていたが、そろそろ分かってきた、これは夢ではない。
薄々分かっていたのだが現実を直視したくなかったため結論を後へ後へとしていた。
ここまで長期となると認めざるをえない、夢じゃねぇ。
夢じゃないことはじっくり少しずつ受け入れたから、もう諦めた。
そうなると、念が問題だ。
系統がわかないとなると強化系だった場合などに、この不死を生かしてなお救済が失敗するかもしれない。
特性的にね。
私は確実に救いたいのだ。
今考えても仕方ないのだが焦りが出てしまう。
やはり、これも諦めだと最近は割り切り始めた。

#

今日も今日とて闘技場まで走る、1ヶ月という区切り目なのでメニューを強化しようと考えながら走った。
闘技場周りをグルグル走って休んでいた時だ、私の視界の端に小さな銀髪が横切った。
これはチャンスだ!!とばかりにその子の方に一目散で近寄った。

「キ……そこの銀髪少年止まって!」

キルアは急停止してこっちを見た、かわいい、リアルでいる、目の前に、ヤバい。

「なに、おねーさん。」

訝しむような目で睨み付けてくるのさえかわいい、だが鋭さが7歳とは思えない、流石ゾルディック。

「ご、ごめんね、いきなり。貴方のファンなの。だから握手したいのと差し入れあげたくて。」

私はリュックからいつも買ってしまうチョコロボくんを取り出した。彼はそれに目を輝かせる。

1-4→←1-2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (125 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
171人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

†NANA†(プロフ) - ページ2で、「HUNTER×HUNTER」が「HHUNTER×HUNTER」になっています。 (2021年3月15日 11時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ゆーめーさん» 有難う御座います! まあまあ長めの小説なので、先を読もうと思いますと言われると、とても嬉しいです!! 楽しんで読んでください!!! (2020年11月29日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーめー(プロフ) - とても面白かったです!続編も今から読ませていただきます! (2020年11月28日 10時) (レス) id: dfce067a28 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ヘマトフィリィアさん» コメント有り難う御座います。個人的にも、能面黒髪キューティクルは語感が良くて気に入ってます。今後も、彼はちょくちょく出てくるので、楽しみにしていてください!! (2020年11月14日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ヘマトフィリィア - 【速報 能面黒髪キューティクルがイケメン】 (2020年9月20日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年7月30日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。