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ヒソカが明日、戦うそうだ、チケットをくれた。
ヒソカの試合のチケットは転売される程、高いそうだが殺人ショーのチケットはいらん。
ん? てことは明日の対戦相手十中八九殺されるじゃん。
ああ、気づいてしまった、気付かなければ楽だったのに。
私は項垂れる。
殺される可能性があるのを知っていて、助ける方法があるのに見過ごすことは私の倫理観では到底できない。
だって、私は平和な日本で普通に暮らしていたんだから。
少しだけ気づかなければと思ってしまう。
念の修行が終わった後、私は直ぐに対戦相手の部屋にいった。
#
「誰だよ……ってヒソカの女じゃねーか、何の用だ? 敵情視察か?」
「違います!!ヒソカの女でないから!!…少し忠告をしに来ました、聞いてください。宜しくお願いします。」
私は手を差し出す。
相手もつられて手を差し出してくれた。
その瞬間に念を発動した。
単純でよかったぁ。
「は!!?? お前嵌めやがったなぁ!!」
念を掛けられた事に気付いた相手が怒鳴ってこっちを殴ろうとしてくるので、直ぐ様距離をとって大声で言った。
「貴方はあいつと戦えば恐らく殺される! だから、それを阻止する為に念を掛けました!」
「フン、守るためなんて言って本当は逆なんじゃ無いのかよ? 俺は勝つぜ!」
馬鹿かこいつ、あいつに勝つとか無理だぞ…。
あの変態ピエロは人間を精神面でも、肉体面でも卒業済みだからな!!
「俺は勝ってフロアマスターに成って、弟子沢山とって、廃れちまった拳法を受け継がせるんだ!!」
結構志高いな! だが、その前に命落とすなよ……。
なにかに向けて頑張ってるのは凄い。
見る限り助けて悪い人じゃないし仲良く成れるかもしれない。
助けたことで心象でも良くなればいいが…。
「絶対!私はその念を取りませんからね! 掛かった自分を恨んでください。…まあ明日にはお礼しに来るでしょうね!」
「フン、嬢ちゃん生意気言うなよ。バーカ!」
こ、こいつ。
馬鹿に馬鹿と言われたくないぞ!
「馬鹿って言う方がばーか! アホ !マヌケ!」
奴は顔を赤くして又々返してきた。
私もムキになり、小学生並の発言を繰り返す、低俗な言葉の嵐だった。
バカなことをしていると、いつの間にか結構時間がたっており夜中になっていた。
他人に迷惑だと注意されて、喧嘩はお開きとなった。
最後まで私達は睨み合っていた。
…こんな事言うのもなんだが楽しかった。
ああ、少し情がわいちゃった、助けれるかなぁ。
私は助けれることを信じて眠った。
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†NANA†(プロフ) - ページ2で、「HUNTER×HUNTER」が「HHUNTER×HUNTER」になっています。 (2021年3月15日 11時) (
レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ゆーめーさん» 有難う御座います! まあまあ長めの小説なので、先を読もうと思いますと言われると、とても嬉しいです!! 楽しんで読んでください!!! (2020年11月29日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーめー(プロフ) - とても面白かったです！続編も今から読ませていただきます！ (2020年11月28日 10時) (レス) id: dfce067a28 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ヘマトフィリィアさん» コメント有り難う御座います。個人的にも、能面黒髪キューティクルは語感が良くて気に入ってます。今後も、彼はちょくちょく出てくるので、楽しみにしていてください!! (2020年11月14日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ヘマトフィリィア - 【速報 能面黒髪キューティクルがイケメン】 (2020年9月20日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミネルバ | 作成日時：2019年7月30日 23時
