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私はエントランスの椅子に座っていた。
ここで待ち合わせなのだが、緊張しすぎて1時間も前に来てしまった。
私は平常時と違うオシャレなバッグから本を取り出す、最近こっちで買った本だ。
今ではある程度流暢にこっちの言葉を読むことが出来るようになったため、少し厚めのあっちには無かった本を読み漁っている。
「やあ♦️待たせてごめんね♥️」
時間を忘れて本を読んでいると奴の声が聞こえたので顔を上げた。
あり得ないほどのイケメンがそこにいた。
いつもと違うスーツは高級感あふれ、長い足を美しく見せている。
本当に文句なしにかっこいい。
こいつと遊びにいくとなると……女性の目が怖いな。
序でにカジュアルなとこに行けやしない。
次があるなら服の系統指定必須だな。
「別にいいよ、早すぎた私が悪い。」
「いつもよりオシャレして早く来てたなんて、そんなに楽しみだったかい?」
彼はニコニコしながらそんな事を言いやがった。
通常ならイライラするのだが、美しすぎてそれも嫌味に聞こえない。
それにオシャレと言ってもいつもより少し綺麗なぐらいだ。
こいつの隣に立つには合わない。
「…そうだよ、文句あるか?所でお前は随分雰囲気が変わるな、そっちの方が良く見えるぞ。」
「うん、ありがと♠️でもあっちも好きなんだ♥️」
こいつ、顔は良いのに趣味悪いな。
まあ、あっちの方がヒソカらしくて安心するんだがな。
これは自分でも感性が可笑しいと思うので奴にも多分一生言わない。
「じゃあ、行こうか♣️」
こいつに連れられて数分、駐車場に来た。
目の前には真っ赤で高級そうな車が止まっている。
……文句なしに似合うな。
「乗って♥️」
「お邪魔しまーす…」
こんなのに乗るなんて気が引けてしまう。
ましては助手席とか女の香水がしそうだし、嫌だ。
だから私は迷わず後部座席に乗った。
「こっちに乗らないのかい?」
彼は美しく長い指で助手席をつつく。
本当に様になりやがって。
「何となく、別にいいじゃん。早く行くぞ。」
私は本当の理由を言えなくてあやふやは返答をする。
「ハイ、ハイ♣️お嬢様♥️」
私をからかう事を忘れずに返事を奴はする。
……こいつはやっぱり一言余計だ。
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誰か……評価…下さい(乞食)モチベが…。
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†NANA†(プロフ) - ページ2で、「HUNTER×HUNTER」が「HHUNTER×HUNTER」になっています。 (2021年3月15日 11時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ゆーめーさん» 有難う御座います! まあまあ長めの小説なので、先を読もうと思いますと言われると、とても嬉しいです!! 楽しんで読んでください!!! (2020年11月29日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーめー(プロフ) - とても面白かったです!続編も今から読ませていただきます! (2020年11月28日 10時) (レス) id: dfce067a28 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ヘマトフィリィアさん» コメント有り難う御座います。個人的にも、能面黒髪キューティクルは語感が良くて気に入ってます。今後も、彼はちょくちょく出てくるので、楽しみにしていてください!! (2020年11月14日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ヘマトフィリィア - 【速報 能面黒髪キューティクルがイケメン】 (2020年9月20日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年7月30日 23時