271 NJ -入院5日目- ページ23
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NJ「Aちゃん甘いもの好き？」
「チョコレートとか好きです」
NJ「本当？ちょうどチョコ買ってきたんだけど」
コンビニ袋から取り出したチョコレートを見て目を輝かせる彼女
「そ、それ、コンビニ限定の凄く美味しいやつ...！」
NJ「ふは、あげるよ 笑」
「ありがとうございます！」
丁寧に両手でチョコを受け取った彼女はさっそくパッケージを開けながらご機嫌な様子。
「ナムジュンさんもどうぞ」
そう言って小さなチョコレートを一粒つまんで
俺の口元へ持ってきた
NJ「...いいの？」
「はい、どうぞ？笑」
遠慮がちに口を開くと
ぽいっと投げ込まれたチョコレート。
NJ「美味しいね」
前にジンヒョンから一度貰った事があるチョコレート。
前に食べた時よりも甘く感じた
チョコレートをつまみながら彼女とは色んなことを話した。
NJ「それで、ユソンヌナは会社を辞めることになったんだ」
「そうなんですね...」
NJ「落ち着くまでは実家に戻るんだって」
ユソンヌナが会社を辞めると決まったのは昨日。
まだ決まったばかりでメンバーも知らない。これから帰って話すつもりだ。
Aちゃんには一番に知らせるべきかと思った
彼女にとってヌナはトラウマかもしれない。
むしろ、俺らも恐怖の対象なんじゃないのか。
NJ「...あんなに近くにいたのに、何も気づいてやれなくてごめん」
窓の外を見つめていた彼女に向かって小さく呟いた。
頭の包帯も取れて、病室の出入りも自由にこなせるようになったAちゃん
以前よりも明るさを取り戻している気はするけれど
他人が想像できないくらいの傷を抱えているのは変わらない。
「気にしないで下さい」
そう言って微笑む
君の優しさに胸が張り裂けそうだ
「私自身が弱かったんです。
皆さんに甘えるのが怖かった。ただそれだけなんです。」
そう言ってまた窓の外を見つめる彼女。
その視線の先にはわ中庭のベンチに並んで座る若いカップルの姿
彼女の心の支えになるのはやっぱりアイツなんだよね？
NJ「...テヒョンに会いたい？」
「へ...？」
驚いた様子でこちらに顔を向ける。
そして、その顔がみるみる真っ赤に染まっていくのが何とも可愛らしい。
NJ「Aちゃんって結構わかりやすいタイプなんだ」
こうやって君の事、これから
ひとつひとつ知っていけるといいな
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すずな - 更新早くしてください。。。オネガシマス・・・ (2019年3月16日 11時) (
レス) id: 79ed1afc42 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - 書き始めからの読者の親戚その1です(笑)当初から夜な夜な涙流しながら読んでゆーさんにコメして。就職したのも承知しております。長く続いたっていーじゃない。最高のお話だもの！ (2018年11月13日 22時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
19881991koreach(プロフ) - 息子を妊娠する前は私もバリバリ働いてましたので。仕事と物語の更新と両立は難しいかもしれませんが頑張って下さいね。人間マイペースが一番ですよ。焦りは禁物です (2018年11月12日 22時) (レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
19881991koreach(プロフ) - 仕事の忙しさは私も理解できます。私も今月の14日から職場復帰するので。息子が小学3年生になり、3年末になった今になってようやく落ちついてくれるようになったので (2018年11月12日 22時) (レス) id: 0ec91b2d96 (このIDを非表示/違反報告)
さとはる(プロフ) - 前もコメントさせていただいたのですがほんとにほんとに尊敬してますし、同い年と考えるといつもすごいなと思っておりますこの作品に出会えて私の時間の中に楽しみができたんです。ありがとうございます。無理せず更新を待っております (2018年11月12日 2時) (レス) id: 33be35404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー
| 作成日時：2017年12月2日 23時
