防弾のMGイルボンサラム 6

268 JH -入院3日目- ページ20

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JH「へ...？」


「...貴方は、なんでもこなそうとするから。

なんでもやり遂げなきゃいけないと思わないで下さい。
弱い所を見せたっていいんです。泣きたい時は、私みたいに大声で泣いたってかまわないから...」


JH「っ...」





堪らず彼女の手を力強く握りしめた



彼女はもう片方の手で

俺の手を上から優しく包んだ





「ホソクさんは求められるとそれ以上をファンに与えようとするから...

無理しすぎちゃうから、心配なんです。


ジミンさんの事も、私の事も、メンバーの事も...貴方一人で悩み抱え込まなくていいんです


ホソクさんの側には、沢山の兄弟がいるでしょう？」





私だって付いてます


そう言った彼女はそっと俺の頬に触れた





「今みたいに、素直に泣いて下さい。正直に話して下さい。」





その言葉に

自分が涙を流している事に気がついた



女の子の前で泣くなんて。

普段ならそう考えちゃうかもしれない。




けど、今はただ





JH「っ、ふぅ...っ」





防弾少年団のJ-HOPEじゃなくて



ただのチョン ホソクとして

素直に彼女に甘えたくなった





ベッドに座るAちゃんは隣で俯きながら泣いている俺の頭をそっと自分の腿に乗せた


そのまま優しい手つきで頭をゆっくりと撫でてくれる


俺の泣き顔を見ないように

あえてそうしてくれたんだね



今まで抑え込んでいたものが溢れるように泣いた。







もう、我慢しなくていいんだ



俺の弱いところも全て受け止めてくれる人がいる






JH「Aちゃん、ごめんね、ありがとう」






顔を上げると

彼女は優しく微笑んでくれた






「私こそごめんなさい。もう無理に笑えなんて言いません

ありのままのホソクさんで居てください」






そう言いながら少しイタズラに笑う君。


彼女の笑顔をこんなに近くで見ることがまたできるなんて。





君こそ、俺らのそばでずっと笑っててほしい。





JH「Aちゃん、グギにしたみたいに

俺の事も抱きしめて？？」


「えー、いきなり甘えたさんになりましたね 笑」


JH「いいじゃんお願いぃぃぃっ」





いひひと笑う顔が

テヒョナに似てるなって思ったり。




ぎゅーなんて言いながら抱き着いてきた君から


俺のあげたガーベラの香り。





JH「これからは、沢山幸せになってね」





今度こそ口約束なんかじゃない。


俺たちが君を幸せにしてあげるからね






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