【銀魂】ドSとチャイナ娘と団長さんとドーナツと…

22幕　相談者１　ダークマター魔女（信女回想） ページ23

〜ｎｏｓｉｄｅ〜

・・・と、なんやかんやで信女は神楽の知り合いたちに順番に相談にいくことになった。


まず、訪れたのは・・・


♪ピンポーーーーン・・・

妙)「は〜い！ …あら、神楽ちゃん。いらっしゃい＾＾* 遊びに来てくれたの？」

神)「邪魔するネ、姉御!! 実は相談があって来たアル」

妙)「まあ、とりあえず入って。 貴女もどうぞ＾＾」

信)「…お邪魔します」


信女は少し戸惑いながらも、妙のもてなしを素直に受けた。
神楽は「ダークマ…、玉子焼き以外のお菓子あるアルカァ？」と言いながら廊下を駆けていく。

おもてに着くと、妙は信女に向かい合った。


妙)「紹介が遅れてごめんなさい。改めて、志村妙です。貴女のお名前は？」

信)「今井信女。 信女でも、のぶたすでも好きなように呼んでくれていい」

神)「今日は信女の相談にのってほしくて来たアル！姉御、良いアルカ？」

妙)「もちろんよ！ 友達の相談にのるのは当たり前じゃない！」

信)(友達……)


かくかく、しかじか……


妙)「…なるほどね。それで信女ちゃんは、
その神楽ちゃんのお兄さんのことが気になってるの…」

神)「どう思うネ、姉御？ 私も信女もこんな感情分かんないアル」

妙)「…それ言うという事は、神楽ちゃんもそんな風に思う男の子がいるの？」


妙は探るように神楽に訊ねた。神楽は少し動揺した。


神)「なっ、違うヨ！ そんなのいるワケ…ない、アル？」


信)「神楽…。いるのね」


曖昧な返答の神楽に、信女が最もな一矢の言葉を射る。


神)「何言ってるアルカァァ!!/// 別にソイツのこと毎日日頃、考えてるワケ…」

妙)「分かったわ、神楽ちゃん。いるということね」

神)「何も分かってないアル!! 信女の相談しに来たのに、話それてるヨ！」

信)「まあ確かに。 妙、何か分かったかしら？」


信女が問うと、妙はしばらくしてイタズラ笑みを浮かべた。
二人はさらに戸惑った。


妙)「ハッキリ言っていいのね？
その不思議で不思議で仕方ない、二人が感じてるその感情の正体」

神)「何か知ってるアルカ、姉御!? 教えてヨ！」

信)「私も教えてほしい」


二人が興味深々で聞いてくるので妙は「ホントに聞く覚悟できてる？」と、再度確認した。
神楽、信女は同時に頭を振る。


そしてもったいぶるように、妙はゆっくり話し出した。


妙)「つまり二人はそれぞれその人に・・・、









恋してるのよ!!」








神・信)「・・・え」

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