【銀魂】ドSとチャイナ娘と団長さんとドーナツと…

19幕　無神経な質問の答えと兄妹仲（信女回想） ページ20

〜信女ｓｉｄｅ〜


神威に会いたい… 今の私はその一心だった。





一度地球に戻った私達(見廻組)は例の事件の捜査に当たった。
…というのも私以外の隊士達だけで、私はいつも通りドーナツの買い出しに行った。


店員)「ありがとうございましたー！」


聞き慣れた店員の声を聞きながら店を後にし、いつか来た河原を歩いた。
たしか前、この辺で…


神)「定春ぅ〜！そんな汚いグラサン食べちゃダメアルヨ！ 股間がかゆくなるヨ!?」


…いた。
万事屋銀ちゃんだっけ、アキバ支店さんだっけ？？
久しぶりだから忘れてた。
河原の丘では、神楽とそのペットの巨大犬(？)がじゃれ合っていた。


しばらくその光景を見つめていると、定春と呼ばれてた犬(？)が視線をこっちに向けた。
その愛らしい目に何故かドキッとした。
神楽も定春の目線の先に気づいてこっちを向いた。


神)「信女！ 久しぶりアルナ、お仕事忙しいかったのカ？」


そう言って無邪気な笑顔をする神楽。

…私は驚いて目を見開いた。
その笑顔を私は…、知っていたから。


信)「神楽…、貴女…」

神)「？？？」


私の驚きを含んだ声音に神楽ははてなマークを浮かべる。

だが私は、それに構わず続けた。
いや、半ば急かすように問うた。

もしかして…いや、もしかしなくともコレだけは知りたい。
私が知ってるあの無邪気な笑顔は……もしかしたら、



信)「貴女に兄弟はいる…？」



突然の質問に神楽はポカンとした表情をした。

―――― ますます私は知りたくなった。

…ポカンも似てる。



そう思っていたら、ポカンとしてた顔が急に真面目になった。


神)「…私に兄弟なんていないアル。
　

そう告げてきたが言葉の最後尾になると、寂しそうな顔をした。
言葉もソレに釣られて小さくなる。


…私にとって… アイツはもう兄弟じゃ、ないネ…」


その言葉の矛先は私のハズだが…。

だんだん聞いていると、神楽が自分自身に言い聞かせてるようにも聞こえた。


信)「…もしかしてアイツっていうのは…、神威のこと…？」


無神経な私は思い切って、聞いてしまった。

でも聞かずにはいられなかった。どうしても知りたいという自分の思いが強かった。
ホントに無神経。心では分かっているのに…。



神)「ッ！？ …なんで信女が神威(バカ兄貴)の事知ってるネ！？」

信)「…やっぱり兄妹なのね？」

神)「…っ、…そうアル。神威は私の兄貴ネ。 でも…、私はアイツが嫌いヨ…」

20幕　現在の神楽の脳内状況（除いてみよ…((殴（信女回想）→←18幕　初めて心の底から信じた女は・・・

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