沖田さんが拾ってきたのは男性恐怖症の女の子？！ part3 (ページ20)

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お仕置きページ20

「お前はいつになったら学習するんでさァ」

「おっしゃる通りです」

私は沖田さんの後ろをトボトボとついて歩く。
只今絶賛怒られています。

沖田さんは私が優くんと輝くんと遊園地に行くという事にすごくイライラしている。

「でも、神楽ちゃんもいるし...」
「そういうことじゃねえ」
「はい」

言い訳するなってことですよね。
この提案をした時の神楽ちゃんも目をキラキラさせていたけど輝くんも負けていなかった。
あんな純粋な二人を裏切るなんてなぁ...

と、うーんと頭を抱えていると

「おい。そんなブッサイクな顔してねーでさっさと帰るぞ」

気づくともう目の前には屯所があって沖田さんは呆れたように私をみていた。

そんな酷い顔してたのかな私...と、思ったまた落ち込んでいると

「おい、A」

「...？はい。」

沖田さんが私の名前を呼んだ。

「飯、片付け終わったら俺の部屋に来なせェ」

そう言って沖田さんは屯所に入って行った。

...なんで？

え、お説教延長戦ですかね...と、憂鬱になりながら私も屯所に入り、夕飯の準備に取り掛かった。

**

夜ご飯の片付けも済ませ、沖田さんの部屋に向かう。
夕飯の時も沖田さんは私と目を合わせることはなかったこともあって胃が痛くなりそうな気持ちで
コンコンと沖田さんの部屋をノックする。

すると、沖田さんが襖を開け「ん」と、私を部屋に入るように促した。

いつもだったら返事だけして襖を開けるなんて事ないのに珍しいと思いながら、彼の部屋に入った。

彼が置いてくれた座布団の上に正座をして座ると
沖田さんは私に向き合うように胡座をかいた。

「沖田さん...まだ、怒ってますか」

彼の顔色を伺うように問いかけると、「まぁねィ」と、目をそらした。

これは遊園地は諦めるしかないなぁ

なんて考えてしょぼんとしていると

「学習能力のないAちゃんにはお仕置きが必要だねィ」

沖田さんはそう言って立ち上がり、何か引き出しを開けた。

お仕置きかぁ...

ドSな沖田さんのことだし、ロクなこと考えてないんだろうな

なんて、思っていると沖田さんは

「A。目瞑ってろ」

と、命令口調で言った。怖い。震えるよ私。

ぎゅっと目を瞑っていると、沖田さんが目の前に座った気配がした。

そして

「いい加減俺のもんだって自覚持ちやがれ」

その言葉が聞こえたと同時に沖田さんは私にキスをした。

そして、

私の指にひやっとした感触が走った。