sister_44 ページ45
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てっきり俺はコイツが総一郎くん達の住む場所に戦争の被害が及ばぬよう自ら参戦したと思い込んでいた。
まさか､当時の俺ら攘夷派による強制的な参加だったとは｡
同じ攘夷派として恥ずかしくなる｡いや､それ所じゃねェ､蔑みさえもする
回る思考の外から彼女の意外な言葉が飛び込んできた
｢...でもな､銀さんと話して少し変わった｣
銀さん､あんたは優しすぎる｡そんな人情深いあんたがあの白夜叉と恐れられた奴とはな｡それに桂さんも人が良すぎる｣
そう言って俺を見る目は棘などなくて､本心なのだと伝わる
銀｢...俺ァ､そんな大層なもんじゃねェよ｡お前は一緒に戦った奴らに情なんざ湧かなかっただろうが､少なくとも俺の後ろを着いてきたあいつらはそんな事しなかったよ
だから､戦争が終わって後ろを振り返ったときの仲間の亡骸を見て目眩がした｣
今でも夢に見る､と揺れる酒を眺める
｢...共に戦った仲間､戦友か｡どうせあの悲劇に巻き込まれるなら銀さん達と一緒が良かったな｣
銀｢んな事言うんじゃねェよ｡俺達と一緒だったとしても同じことさ｣
｢...そんなもんか｣
ふぅ､とAが一息つきあとな､と続ける会話
銀｢お前も胸張って言える位ェの優しさは持ってるよ､じゃねェと戦争に身を投げてまで他人を護ろうとしねーよ｣
正直引くぜ？と笑う
自分の命をかけて沖田くん達を護ろうとした､あいつらが真っ黒に染まらぬよう､明るい人生を歩めるようにと｡自分だけが苦しい思いをすればいいと｡
自己犠牲にも程があるのではないか､
｢そこは惚れたわ､でいいだろ｣
銀｢こんな怪力粉チーズ狂に誰が惚ﾌﾞﾍﾞﾗｯ｣
殴られた頭をさすりながらも彼女を見ると先程より良くなった顔色に安堵する
ただ､そういう奴ほど｡
死を覚悟して危険を冒し生き残って"しまった"奴ほど､他人の命を奪って生きた奴ほど､
神｢A一緒にお風呂入るアル！｣
｢あー悪い､今週は無理そうだな｣
登｢あんたそんな働いて暑くないのかい？腕まくったらどうだい｣
｢あまり汗はかかないんだ､平気さ｣
新｢Aさんって寒がりなんですね｣
｢ん？まあな､腕が冷えやすいんだよ｣
さりげなく隠す腕｡襖を覗いた時に見えた手首の傷｡
そういう奴ほど､死にたがる｡
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わか(プロフ) - 華さん» 華さんはじめまして､コメントありがとうございます！そう言って頂けて幸いです｡更新頑張らせていただきます...！´`* (2021年2月8日 7時) (
レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - わかさん» はじめまして！楽しく読ませて頂いております！次回更新楽しみです！！ (2021年2月7日 23時) (レス) id: ab4f0db506 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ちゃちゃさん» ちゃちゃさんありがとうございます！最近は調子がいいので今のうちに沢山更新しますね´`* (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 光華さん» 返信遅れてごめんなさい(TT)ありがとうございます頑張ります〜！！ (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！もう最高です！ (2021年1月23日 9時) (レス) id: f790642b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年11月27日 7時
