sister_38 ページ39
、
言われた場所に着いたのは指定された時間の10分前
腰にささる刀に右手を添えて辺りを警戒する
(...3.2.1、っ!!)
キィン!
時間になった途端感じた殺気に剣を構え相手の攻撃を受け止める
「チッ、やっぱりお前か。小浜」
小「どうやら腕は落ちてないみたいですねぇ」
剣を腰にしまいこの場に合わない笑顔で私の前に立つ男
「なにが目的だ。こんな手の込んだやり方で私を呼び寄せるなんざ相当な理由があるんだろうなァ?」
小「そう警戒しないでください。そんな直ぐに貴方の自由は奪ったりしませんよ」
小浜 冬弥、私がこの世で1番嫌いな男。
かつて攘夷戦争で四天王の軍に次ぐ勢いであった「蛇天党」の党首。私を蛇天党に引き入れた人物。
...私の人生を狂わせた男。
小「10年前、突然姿を消した貴方の行方を我々は長いこと探していました。しかしついこの間、手下の一部隊が攘夷四天王、狂乱の貴公子桂小太郎殿とお会いしましてね」
(あの男達は蛇天党のやつら...!?)
小「その時桂殿が一人の女性、それも男に勝る剣術、体術を備えた女を連れていたと耳に挟みました。髪や目の色を誤魔化しているとは言え長い間染み付いた癖などは誤魔化せません。一目見て貴方だと確信しました。
なんせ人の殺し方を教えたのは私ですから。と眼鏡の奥の目が細められる
「蛇天党はあの時壊滅しただろう、何故また動いている」
小「あれは攘夷戦争での蛇天党の崩壊です、この馬鹿げた幕府を倒さんと我々は再結成したのです」
「っじゃあ何故同士の桂さんを攻撃した?敵に回すだけだろう」
あの時尊敬していた彼を何故攻撃する?
小「近頃の彼は昔と違い過激派では無くなっています。武力ではなく言葉で変えようとしている。そんな無能な組織はいりません」
「...お前に桂さんの何が分かる、自分の欲望に忠実に動いて周りが見えないお前らの方がよっぽど無能だよ」
睨みつけて剣の切っ先を向ける
小「おや、どうやら私達に良い感情は持っていないのですねえ」
「たりめーだろ、お前らのせいで私は人生の半分を黒く汚した。そんなやつらの何処を好めってんだ」
小「ほう...これらを見てもまだ反抗できますかね」
懐から出された紙を警戒しながら受け取る。
「...お前、ほんっとにタチが悪いな。今も昔も。」
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わか(プロフ) - 華さん» 華さんはじめまして、コメントありがとうございます!そう言って頂けて幸いです。更新頑張らせていただきます...!´`* (2021年2月8日 7時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - わかさん» はじめまして!楽しく読ませて頂いております!次回更新楽しみです!! (2021年2月7日 23時) (レス) id: ab4f0db506 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ちゃちゃさん» ちゃちゃさんありがとうございます!最近は調子がいいので今のうちに沢山更新しますね´`* (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 光華さん» 返信遅れてごめんなさい(TT)ありがとうございます頑張ります〜!! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!もう最高です! (2021年1月23日 9時) (レス) id: f790642b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか | 作成日時:2020年11月27日 7時