sister_33 ページ34
、
「いい天気」
早朝、朝日が登り始めた頃家を出る。
が、何故か外には彼ら...と言っても近藤さん、姉さん、終の3人だ。なんで。
近「A、本当に行くのか?考え直してくれないか、あんなに熱心に剣を振ってたお前が急に投げ出すなんざおかしな話だ、なんかあるんだろ?」
ミ「やっぱりAがいなくなるのは寂しいって、」
...終、ちゃんと約束守ってくれてるんだね
「だから、私はもう剣を捨てる。こんな田舎も捨てる。あんたらとの関係も切る。
...あとさ、言いたいことあるから隠れてないで出てきたらどうなの。トシ、総悟」
建物の影からトシ、木の裏から総悟。2人の目は冷めきっている。
総「っお前なんかもう姉じゃない!嫌い!そのまま1人で生きて勝手に死んじまえ!!近藤さんと姉上に酷いこと言う奴は大嫌い!!」
土「...さっさと出てけよ、薄情者」
...そう、それでいい。ずっとそのまま、私を嫌いでいてね。大好きだよ。
「言われなくても勝手に出てくし勝手に死ぬよ。じゃあね」
精一杯作った笑顔はバレてないだろうか。
振り返りざまに零れた涙は見られてないだろうか。
「っ.....ふ、...うぅ、ぁ、っ」
どうか、どうか。
私の分まで幸せになってください。
__
「は、.....夢、か。ふはっ、見るならもっと楽しいのが良かったな、」
そうだった。トシも総悟も、私を嫌っている。今も。
土方と関わりが多くなって(一方的に絡まれて)気が緩んでた。
今なら私が沖田Aだと、昔武州で一緒に剣を交わしたAだと言っていいんじゃないかって、少し。少しだけ思ってた。
そんなわけ無かった。
あの人達と関わるのは絶対にダメだ、今まで耐えてきたじゃないか。
どうせすぐここを出るんだ。情なんか、持っちゃいけないよ、そう言い聞かせる。
__
土「よォ、チャイナ娘の迎えか?」
「...まぁな、じゃ、急いでるから」
山「副長、あの人最近副長と仲良い人ですよね。たまさんとこの」
土「あぁ、って、まただ」
山「また?」
土「最近避けられてんだよ」
山「...副長ナニしたんですか」
土「ナニってなんだよ」
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わか(プロフ) - 華さん» 華さんはじめまして、コメントありがとうございます!そう言って頂けて幸いです。更新頑張らせていただきます...!´`* (2021年2月8日 7時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - わかさん» はじめまして!楽しく読ませて頂いております!次回更新楽しみです!! (2021年2月7日 23時) (レス) id: ab4f0db506 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ちゃちゃさん» ちゃちゃさんありがとうございます!最近は調子がいいので今のうちに沢山更新しますね´`* (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 光華さん» 返信遅れてごめんなさい(TT)ありがとうございます頑張ります〜!! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 680e3bc541 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!もう最高です! (2021年1月23日 9時) (レス) id: f790642b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか | 作成日時:2020年11月27日 7時