俺はあんたのために！！ (ページ10)

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8－1.地獄の個性把握テストページ10

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相「…お友達ごっこをしたいならよそへ行け…」

相「ここはヒーロー科だぞ…ｼﾞｭｯ」

緑・麗・飯≪な、なんかいる？！≫

相「はい、静かになるまで8秒かかりました…時間は有限。君たちは合理性に欠くね…」

緑(先生…ってことはこの人もプロヒーロー？…でも、見たことないぞ…こんなくたびれた人…)

相「…担任の相澤消太だ…よろしくね」

『副担任の四季Aです。宜しくね』

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…(担任と副担任？！)

相「早速だが、これ着てグラウンドに出ろ」

生「？」

『はぁ…早く準備しなさい。
あと、爆豪くん、それはヒーローとしては減点Pだから控えるように。』

爆「ちっ…」

相「早くしろ、時間は有限と言った筈だ」

私は爆豪くんに注意をして相澤先生の後について行った。

＿＿＿

生「個性把握テストォ？！」

麗「入学式は？ガイダンスは？」

『ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ』

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

相「そう言う事。雄英は自由な校風が売り文句。そしてそれは教師側もまた然り。」

『貴方達も中学の時からしているでしょう？』

相・私「『個性禁止の体力テスト』」

相「国はまだ個性なしの平均記録を出している…合理的じゃない…ま、文部科学省の怠慢だな」

『実技入試トップ、爆豪勝己。前に出て』

爆「…ｻﾞｯ」

相「中学の時、ソフトボール投げ…何ｍだった」

爆「…67m」

『じゃぁ、個性を使ってやってみて』

相「縁から出なきゃ何してもいい…はよ…おもいっきりな」

…爆豪勝己…個性爆破…かなりの優等生…学業もトップ…なら…

爆「んじゃまぁ…(球威に爆風乗せる…)…しねぇ！！」

緑「…しね？」

ﾋﾟｯ…705.2m

相「…まず自分の最大限を知る…それがヒーローの筋を形成する合理的手段…」

おぉ～行くねぇ

相「んじゃ、現役ヒーロー兼新米先生にもしてもらおうか」

『…へ？』

相「お前もやれ。見本、はよ。」

『はぁ…わかりましたよ…』

そう言い、円の中に入り深呼吸をし、ボールを持つ利き手で球を浮かせつつ
アーチを描くように…キャッチボールを…イメージするように…

『(ウィングアーチショット！！)…てぇやぁあぁ！！』ﾋﾞｭｵｫｵｫ!!

かなりの強風を纏い飛んで行く…

ﾋﾟﾋﾟ…1,415.8m

上「マジかよ…」

『本調子じゃないから…あまり伸びなかったな…』

生「はぁあ～！！？？」