【企画小説】お気に召すまで、ごゆるりと。

【17話】 ページ20

「一人と一匹のアイドル」









「ふー…つい熱くなっちまった…。まさか天使がアニメ好きだったとはなー」

「あはは、よく以外だって言われます…。あぁ、そうだ。よかったら、漫画、貸しましょうか?一応、全巻持ってますし」

「マジか!グラッチェー!!」


麻斗のその声の後、生徒達のアイドル、ClassLの副担任である瀬戸口あかりが到着した。


「遅れてごめんねー…。この子の怪我の状態見てて…」


“この子”というのは前に迷い込んできた白い小猫の事。

ちなみに名前は未だに付けられていない。可愛すぎて決まらないのだ。


「にゃー」

あかりの腕から抜け出した小猫は、とてとてと麻斗達の方に歩み寄ってきた。

その行動に、もちろんみんなの胸が突き抜かれる。


「にゃー」

麻斗手を自身の小さな手でカリカリと引っかき、まるで“抱き上げて”とでも言うように一鳴きした。


その行動に、近くに居た麻斗、神夜、葉乃はもう一度ずぎゅんと打ち抜かれた。



【6/30】

【雨ノ天使。】


更新させていただきました〜

今回は甘い物好きという共通点のある葉乃さんとアニメ好きという共通点のある麻斗くんと一緒に書かせていただきました

口調等、間違っていたら申し訳ないです…

言ってくだされば修正いたしますので！

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

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