【企画小説】お気に召すまで、ごゆるりと。

【16話】 ページ19

「アニメ好きだって良いじゃない」









「きれい、ですね」

「だね〜」


ひらひらと花弁が舞い落ちる所で花見をしているのはClassAの天使神夜と瀬戸川葉乃。

2人はシート一面に広がったお菓子をほおばりながら桜木と賑やかな花館のみんなを見ている。


「おっ、このクッキー美味そう!!これも天使が!?」

「ああ、はい。そうですよ」

「…!!ベネ!!天使!!このクッキー、ディ・モールトベネだよ!!」

「あはは、グラッチェ」


神夜が爽やかな笑みで発音のよいイタリア語でそう返すと、麻斗がピクリと反応した。


「天使、イタリア語の発音良いな!英語、得意だっけ?」

「あ、いえ。英語は苦手なんですけど、イタリア語には興味がありまして」

「へー!俺はアニメの影響だからなー。最近ジ○ジ○の奇○な冒険っていうアニメの5部にはまってさー」

「っ!!ジ○ジ○をお好きでいられますか!!」


笑いながら言う麻斗に、前のめり気味になりながら神夜は手を前で合わせ、瞳をキラキラと輝かせそう言う。


「おっ!?もしかして天使もジ○ジ○好きか!?」

「はい!!特に5部は今までとは少し違って!!」

「だよなだよな!!特に主人公!!かつての主人公の正義感と敵のカリスマ性を併せ持ってる!!」


頬をほんのりと赤く染めながら熱く語り合う2人を微笑ましそうに眺めながら、葉乃はClassL手作りのチョコレートを幸せそうにほおばっていた。





【6/30】

【堕天使】

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

誰かの落し物だ。

クッキーが落ちていた…

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