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赤side
その日から 神社に住み着くようになった子猫、ジュンタは すっかり俺の話し相手になった。
赤「神ちゃんら、遊園地行ってんて！楽しそうやろ？」
先日 都会に引っ越した4人から 遊園地へ行った写真がメールに届いた。
踊りの休憩がてら 縁側に座ると ヒョイ、と膝の上にやってくるジュンタ。
特に何も反応はないものの、黙って俺の話を聞いてくれる。
赤「……俺も、行きたかったな」
大学に進まず ここに残った俺には友人と呼べる人がいない。
高校生の時なんて いい思い出なんかひとつもなかった。
田舎の遊びしか知らん神社の息子。
神社の仕事があるからと 放課後 寄り道することも遊びに行くこともできん。
最初は仲良くても どうせ神社やろ、と遊びにも誘われなくなった。
挙句、神社のことをバカにされ喧嘩を起こし 誰も俺に声をかけることがなくなった。
部活動で忙しい 流星に神ちゃん。
将来の道を決める大切な時期の 照史と�陲舛磴鵝�
ましてや、小学生の望に相談なんてできる訳もなく
はやく居心地の悪い高校から卒業したくて 仕方なかった。
高校生最後の夏、たまたまクラスの子が晩夏の祭りにやって来て。
俺が舞う姿が滑稽やったんやろな、男が踊るなんておかしいって。
スマホで撮られた動画を クラスのグループメールに載せられて。
もう二度と、舞なんか踊るかって思った。
それでも今、踊り続けているのは 俺の舞う姿が綺麗やと言ったあいつがいるから。
赤「……淳太のせいや」
いつかまた 鈴の音に釣られてやってくるんやないか。
心の中に居座り続ける彼が、今の俺を支えている。
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あーさん(プロフ) - 涙が止まりません。続き待ってます。 (2022年12月10日 13時) (
レス) @page16 id: 88927b7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
すみっこ(プロフ) - 読ませて頂きました！すごく面白かったので続き気になります！更新待ってます！ (2022年4月4日 1時) (レス) @page10 id: bc8bfd9460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかゆ。 | 作成日時：2021年11月17日 14時
