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赤side
赤「……久々に来たなぁ」
この前俺の家に ペンケースを忘れていった小瀧、
いつでも返してくれたらええと言ったけど、学生にとって大切なもの。
やし、しばらく会えてなくてさみしい。
そんな理由で 仕事がオフの日、何度な訪れたことのある小瀧の大学に足を運んだ。
ちょうどお昼休み、ガヤガヤ賑わうキャンパスの中は何も変わってない。
たぶん学食で 流星や神ちゃんと食べてるっていつも言うてるし、と おいしそうな匂いを辿る。
窓際の隅っこにあるテーブルでよく食べてたから たぶん…。
赤「あ、おった…」
たくさんの人がいるこの場所でも、小瀧の姿はすぐに目に入った。
これも恋の力なのか、キラキラして見える。
赤「こた…き…っ、」
声をかけようと近づいた時、視界に入ったのは流星でも神ちゃんでもなくて。
一緒に並んで座っていたのは 女の子。
ゆるっと髪の毛を巻いて、ちっちゃくて。
なんか、なんか…。
この先は考えたくも、見たくもなくて。
滲む涙を隠すように、慌ててその場を離れた。
はやくこの場から離れたくて、手に持っていたペンケースを落としていたことは 家に着いてから気づいた。
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アイ - こたしげ大好きなのでとてもいい話でした! (8月5日 1時) (レス) @page29 id: 68b8a899da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかゆ。 | 作成日時:2021年7月20日 11時