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「はい!!!!皆さーん、布団に着きましたかー??」



「「「「つきました〜!!!!!!」」」」



「お布団はかけましたか〜??歯磨きはしましたか〜??」



「「「「してまーしゅ!!!!!!」」」」



「ではッッ!!絵本を読みますから〜静かに聞いてくださいね〜。し〜」




私たちは今、色々済ませて寝るために絵本を読もうとしています。


みんなは布団について静か〜にこちらを見る。


これだけ見ると一見静かに見える。





実はこれ数分前まで__



「きゃ〜!!!!ふわふわぁ!!ふかふかぁ!!きもち〜!!!!」


「かぁしゃもいっしょにもふもふやろ〜!!」


「わぁい!!ゔぃりゅはこのきりぇいなふかふかすきぃ〜!!」




なんて言って(レオナさん直々に頂いた)ふかふかの布団にダイブしながらみんなで騒いでたんだよ。


それ見てたらこの変わりようよ。


私はそれを目の当たりにして若干子供達に引きつつ、絵本を開き数文字読んだのだが


その瞬間殆どの子供達が寝ましたね〜。


なんで絵本を読まされたのか分からないほど、一瞬にして眠りについたわ。心外だ。



起きていたのはジャミルとリドル。


私の顔を見て、ワクワクとした顔を見せる。



私はなんか嬉しくなって2人のところに行った。




「??なんでぇ、かぁしゃはじゃみりゅのとこりょにきたのぉ?」


「??どうしたのおかぁしゃま」




2人はそんな私を見てコテンと首を傾げる。


可愛らしいったらない。思わず私は2人の頭を優しく撫でた。


2人はうりうりと頭をつけて満面の笑みを浮かべた。



「あのね、かぁしゃ。じゃみりゅね....」



そんな時、ジャミルがまたモゴモゴと何かをいい始める。




「どうしたの?」


「あのねぇ、じゃみりゅね、かりむをまもりゃなきゃいけないの」


「うん」


「かりむにね、じゃみりゅきにいりゃれなきゃいけないんだって」


「........」


「でもね、じゃみりゅね、かりむにきにいりゃれるんじゃなくてね、いっしょのおともだちになりたいの」



ジャミルはこんなことを言った。そうか、この頃からもう言われ続けてきたのか....。


リドルも黙ってジャミルの言っていることを聞いている。


私はフッと笑ってジャミルの体をこちょこちょして



「きゃあぁあッッ!!くしゅぐったい〜!!ふふふ」


「あのね、ジャミル。貴方はもうカリムの友達だよ。そんな大人の汚いところなんて見なくてもよいの」



優しく優しく言葉をかけた。

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朱憑(さぶ) - ここは天国なんですか、そうなんですか、そうですね!!!ァァ"ァ"!!!カワイイ〜!!ホントにありがとうございます!! (2022年12月19日 12時) (レス) @page26 id: 369ab47d46 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - ここは天国か ・・・・! (2022年10月2日 1時) (レス) @page10 id: 595a994524 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅 - 続きがもっと見たいです!面白いし、可愛い、、、 (2021年8月12日 7時) (レス) id: 84edd37621 (このIDを非表示/違反報告)
夢姫 - 泣き方がぴえんw (2021年1月11日 14時) (レス) id: 35c1b3ec55 (このIDを非表示/違反報告)
古い掃除機 - かわいい!!!更新頑張ってください そういやぁ、読んでる途中、川が見えたんですけど…「三除の川」でした… ほんま、俺の嫁、リドルかわええなぁ! (2020年11月4日 23時) (レス) id: 07e1085301 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花ノ園 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年8月8日 23時

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