【SLAM DUNK】あなたが見つめる、あの子になりたい。2

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2人で手を繋いで夜道を歩く
ずっと追いかけてた先輩が隣にいるのが嬉しくて心がふわふわする。



『私の家ここです。送ってくれてありがとうございます』


仙「いや、俺がもっと一緒にいたかっただけ」



手は繋いだままもう片方の手で私の頭を撫でる
お互い名残惜しくてその場から動けなかった。



『少し･･上がっていきますか？』


仙「･･えｯ、上がりたいけどご両親は？」


一戸建てだけど真っ暗で、誰かがいる気配はない


『私一人暮らしなんです!なので心配しなくて大丈夫ですよ』


仙「(逆に大丈夫か俺･･)じゃあお邪魔しようかな」






仙道先輩をリビングに通しコーヒーを出す
浴衣を脱ごうとしたが、もう少し見たいと言われたのでそのまま隣に座った。



仙「何で一人暮らしなのとか聞いてもいい？」


『両親はアメリカにいます！近くに祖父母が住んでいるので何かあれば助けてもらってます』


仙「アメリカ？！仕事とか？」


『父は仕事です。母は･･ちょっと病弱で、向こうのほうが医療も進んでるので別々に暮らしてます。

母は自分のせいで私を振り回したくないって思いが強いのと、丁度高校に入学するタイミングなのもあって･･今に至るって感じです』






父からは高校卒業したらアメリカで親子3人で暮らしたいと言われてるけど
先のことはわからないし今言うことでもないよね






仙「俺も一人暮らしだから大変さはわかる。あいは結構我慢するタイプだから、俺には何でも頼ってほしい」




仙道先輩の腕が肩に回る
今までは抱き寄せられてもどうしたらいいのかわからなかったけど
今は素直に背中に手を回すことが出来る





仙「今度ちゃんとデートしようか。行きたいところある？」


不安にさせてたお詫び･･と
すれ違ってたことを気にしてるみたい



『ティニーランドに行きたいです♪』


仙「いいよ。じゃー夏休み最後の日に行くか」



その日は・・
チラッとカレンダーを見る


『はい！めっちゃ楽しみです！』



仙「っ//」


あいがとびきりの笑顔を見せるから仙道は理性を保つのが限界だった。



仙「デートも決まったし、そろそろ帰るよ」


『あ、、そうですね終電も近いですし・・』



あからさまにしゅん･･とするあい
それがまた可愛くて仙道の心を揺さぶるが、なんとか持ち堪えてあいの家を出た。




仙「ふぅーもう少しで襲うとこだったー･･」

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