【SLAM DUNK】あなたが見つめる、あの子になりたい。2

＊16-2 ページ45

自分の腕の中で寝息を立てるあいの髪をそっと撫で気持ちが通じ合ったことが嬉しくて顔がにやける。


『ん･･』


仙「悪い起こした？」


『んーん』


まだ眠いのか甘えるようにぎゅぅと抱きつく


仙「あい、俺順番違ったけど、ちゃんとケジメつけるから･･そしたらちゃんと付き合おう」



『ケジメって･･仙道先輩･･今付き合ってる人いるんですか？』

相手がいる人とシてしまったのかと驚き思わず仙道から体を離す


仙「いや、あいが沢北と付き合ってるの知って手出したからそこはちゃんとしなきゃなって」


『栄治くんと私･･？付き合ってないですよ？』


仙「え、でも沢北が･･』


『･･たしかに付き合おうって言ってくれてましたけど、中途半端な気持ちで付き合うことはできないって断ってました』


仙「はぁ〜〜まじか」



付き合ってて手出さないなんてあり得ないと思い久々にするとあいが言ったのが腑に落ちた仙道


仙「あい」


ん？と仙道を見ると自然と上目遣いになる





仙「好きだ。俺と付き合って欲しい」



『はい･･私もすきです。よろしくお願いします』



仙「もう絶対悲しませることしないって約束する」




その日離れてた時間を埋めるように、あの日できなかった悲しい思い出を塗り変えるように寄り添って眠った。






ーーー
ーー
ー
次の日




『栄治くん！』



沢「･･あー･･そーゆーこと？」


練習前に沢北を呼び出していて待ち合わせ場所に仙道とあいが2人で現れたのを見て全てを察する沢北


『仙道先輩と付き合うことになったの･･だから･･』


沢「俺のことフるなんてお前くらいだぞ･･まぁ俺はお前が幸せならそれでいーよ」


あいの頭をポンポンと触り笑顔を向ける


沢「別に俺らの関係は今まで通り何も変わらねーから」

『栄治くん･･ありがとう』



沢「仙道と2人で話てもいいか？」

「うんｯ！じゃぁ私行くね』


沢北と仙道に手を振りその場を後にする





沢「わかっちゃいたけどムカつくわー」


仙「･･;」


沢「まぁ何回も告白してOKもらえない時点でいつかこうなると思ってたけど」

不貞腐れたようなどこかスッキリしたようなそんな表情


仙「お前に付き合ってるって言われて半分諦めかけてたとこもあった」


沢「俺は"あぁ"って頷いただけで別に付き合ってるとは言ってないぜ」


仙「(屁理屈野郎･･)」


沢「まぁ日本にいる間はチームメイトだから仲良くしてやるよ」

＊16-3→←＊16-1(激裏)

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