episode8 ページ45
陵南は初戦をなんなく突破
次の対戦相手は"王者海南"
前日の練習ではみんな念入りに調整をしていた。
王者と呼ばれる海南のすごさは知ってる
監督「そろそろうちが王者になってもいいはずだ」
誰1人疑うことはない
自分たちのチカラを信じてる。。
ーーー
ーー
ー
清「あい‼︎」
駅のホームで名前を呼ばれ振り向くとノブがいた。
『ノブ・・どうしたの?』
清「わりぃ・・今少しだけ話せる?」
いいよと返事をして近くのベンチに座る
ちょっとだけ元気のないノブが気になった
明日対戦する高校同士
あまりこうやって会うのは良くないのかもしれない
ノブも落ち着かないようで頭をガシガシと触って
お互い少し気まずい雰囲気が漂う
清「あしただな〜試合」
ホームの天井を見ながらノブが話始める
清「俺は明日、誰よりも活躍する‼︎誰にも負けねぇ・・もちろん仙道にも。それが王者海南大附属スーパールーキー清田信長!」
『ノブ、声大きいよ・・笑;」
大きく深呼吸をする
清「明日もし会場であいと会っても、、明日は、明日だけは・・対戦相手のマネージャーだから・・」
"だから話することは出来ない"
そう言いたいはずなのに言葉を詰まらせる
ノブは優しい
いくら友達でも対戦相手でしかもインターハイをかけた試合で仲良く話すことは出来ない。
だから今日疲れてるはずなのに
私が傷付かないようにそれを言うためにわざわざ待っててくれたんだ
『ノブ・・ありがとう・・
私も陵南バスケ部のマネージャーとして応援は・・出来ない
明日は勝っても負けても恨みっこなし!!』
そう言うとノブは驚いた顔をしたけどすぐに笑顔になる
お互い顔を見合わせて笑い合う
『あ、そろそろノブの電車くるね』
ベンチから立ち上がって歩き出した時
前を歩いていたノブがくるっと振り返る
ーーぎゅ
?!?!?!
目の前にはノブのYシャツ
ノブの腕が私の背中に回る
『ノ・・ブ⁇//っん、‼︎』
痛いくらいのチカラで抱きしめられる
清「っ、あーーー連れて帰りてぇーーー・・」
駅のホームにアナウンスが流れて電車がくる
清「・・チャージ完了っ」
電車の入り口が開くと同時に離れて
明日寝坊すんなよーと言ってダッシュで駆け込むからノブがどんな顔してたのかわからなかった。
嵐のように過ぎ去った・・
今のはなに?・・友情の・・ハグ・・??
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あひる(プロフ) - いざよいさん» えっえっえ🥹ありがとうございます!そのコメントに口角上がりっぱなしっす!!! (12月30日 23時) (レス) id: 1a0521cb7f (このIDを非表示/違反報告)
いざよい(プロフ) - こ、口角が!!やばい!!!下がんねぇ!!!!!最高です。 (12月30日 10時) (レス) @page26 id: 86aa8e19a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる | 作成日時:2022年12月6日 23時