苦悩2 ページ4
＿Mark side＿
最近よく可愛がっている後輩のチョンロにAちゃんの存在を教えてもらって早くも一週間経ったある日のことだった。
「Aちゃん、ご飯食べよう」
片手に弁当を持って特別室の扉をノックしたら、
『え！？』と驚く声が聞こえると同時に勢いよく扉が開いた。
『ま、マーク先輩…？どうして？』
「どうしてって、あの日からずっと一緒に
ご飯食べてるじゃん」
『そうですけど…今日はロロ、熱出して休みだから』
「うん、チョンロからカトクきてた笑
まあ確かに俺前までチョンロお昼に誘ってたけど
チョンロが居ないから今日はAちゃんとご飯食べないっていうのはちょっと違うじゃん？笑」
俺の言葉にオドオドしだすAちゃんの腕をひいて特別室から引っ張りだすと、『あの、』と申し訳なさそうに口を開くAちゃん。
聞けば、今日はチョンロが休みだからご飯を食べる相手もいないし、一人で食べるのもなんだかなあっていうことでお昼を持ってこなかったらしい。
…まったく、この子は！！
チョンロが頻繁に心配する理由が今なら分かる。
『その、マーク先輩が来てくれるって思わなくて』
ゴニョゴニョと言い訳を並べだすAちゃんのおでこを説教の意味を込めて軽く突くと、小さくごめんなさいと謝ってきた。
うーん、可愛い。
チョンロの話では双子のお姉ちゃんと比べられてきたとか。確かにあの有名なユリちゃんって子と双子だと知ったときはびっくりしたけど、今じゃ俺はAちゃんの方が可愛いと思ってる。
気遣いができて心配させないようにチョンロに振る舞う様子をここ一週間ずっと見てきた。
もちろん、慣れてない俺のこともオドオドしながらだけど気遣ってくれる。
ユリちゃんも良い子だとは話に聞いてるけど
今の俺からしたら「ふーん」の一言で終わる内容だ。
「購買行ってくるよ、何が食べたい？」
『え！？いや、私は全然大丈夫なので！』
「俺が大丈夫じゃない」
『じゃ、じゃあ自分で…』
「人目気にしちゃうでしょ？
いいから食べたいの言って」
『いえっ！ま、まあ多少は気になりますけど…
私もそろそろ克服したいと思ってますので！』
「……わかったよ。なら一緒に行こう」
購買に行く途中、後輩に挨拶されたけど上手く返事できてたか分からない。
それくらいAちゃんのことを無意識に心配していた。
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リュイ - もう続き書かないんですか？とても面白かったので、出来るなら続きみたいです… (2021年9月17日 13時) (
レス) id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！更新お待ちしてます(^^) (2021年4月2日 4時) (レス) id: 822ee3906d (このIDを非表示/違反報告)
Botamochi(プロフ) - ぷぅ#さん» ぷぅ#さんお返事が遅くなってしまい申し訳ありません！亀更新なもので長らく読者様方をお待たせしてしまっています、、、。ぷぅ様の嬉しいコメントでやる気がでましたので、明日空いた時間に更新させて頂きたいと考えてます！読んでくださりありがとうございます！ (2021年1月2日 18時) (レス) id: d40f8daede (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ#(プロフ) - 大変おこがましいことは承知ですが、更新は終了されてしまいましたか？イケロロが今後どのような行動をとるのか気になるところです…！ユリとの関係も…！！個人的にメンバーそれぞれの描き方がとても好きだったので、是非読みたいなぁと！！(長文失礼致しました。 (2020年12月23日 22時) (レス) id: 9dc3472f82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ#(プロフ) - はじめまして、初めてコメントをさせていただきます！ったー！ほんとにチョンロかっこいいです！髪を切ったチョンロはRidin'のビジュアルですかね？！私、最初はチソンペンだったのですが、このお話とRidin'でチョンジシッパーとなってしまいましたぁ…！ (2020年12月23日 22時) (レス) id: 9dc3472f82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼたもち x他1人 | 作成日時：2020年4月17日 0時
