trouble.24 強烈な。 ページ26
自分は久々に身体が動かせると思い、無意識の内に笑っていた。
コキ、コキと首を回す。
「そんじゃ…、皆さん退いといて下さいよ」
一言残し、周りを見渡す。
太宰サン達が依頼人おじさんを守るように固まったのを確認する。
太宰サンはお手並み拝見と行こうじゃあないか、とまだ笑いながら云っていた。
「大体30人くらいですか…まぁ余裕です、ねッ!」
目にも止まらぬ速さで一気に跳躍、そしてまず前方の黒服達の顔面目掛けて強烈な蹴りを入れる。
ズガァァァン!!
と当然ドミノ倒し方式で行くと何人かは銃やらを巻き込んで吹っ飛ぶ訳であって、前方軍はもうほぼ気絶した様だ。
だが次に出て来た後方軍。
前方軍の様子を見たからか自分の方へ銃を向けている。
だがしかし自分は後方軍に運悪く背を向けていた。
黒服達は勝負貰った、の様な顔をして優越感に浸っていた事だろう。
「…まぁーだ、余裕ぶッこくのは早いんじゃねぇの」
更に笑みが深くなる。
楽しくて仕方が無い。
今度は黒服達の背後へ素早く回り込み、相手が反応するより先に強烈な回し蹴りを叩き込む。
予想通りカシャンカシャン、と音を立てて銃が落ち、バタリバタリ、と音を立てて人が倒れて行く。
矢張り此方もほぼ全員が気絶してしまったみたいだ。
trouble.25 黒幕。→←trouble.23 焦燥。
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梓(プロフ) - ルルナナさん» ありがとうございます!!これからも面白くしていけるよう精進して参ります! (2019年7月21日 17時) (レス) id: 73b249ebe7 (このIDを非表示/違反報告)
ルルナナ(プロフ) - とっても面白いです!応援してます! (2019年7月21日 9時) (レス) id: f75b5a5c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓 x他1人 | 作成日時:2019年1月21日 0時