trouble.23 焦燥。 ページ25
太宰サンの言葉に依頼人おじさんはあからさまに表情が曇る。
恐らく図星であろう。
動揺して鯉みたいに口をパクパクとさせている。
だが太宰サンと国木田サンは容赦無く、鋭い視線を浴びせ続けている。…勿論、自分も。
「…ねぇ？どうなの？」
追い討ちを更にする様に太宰サンが言葉の圧を掛ける。
もう辞めてやってくれ、と思わせる程。
「…ッき、今日護衛をしてくれ、と云ったのは、」
やっと話す気になったのだろう、呼吸を整え理由を声に出し始めた…筈だったが。
パァン！！
「ーーー！？」
何処からか聞こえて来た銃声。
普通なら滅多に銃声なんて聞かないだろうが…武装探偵社、と云う変わった職場が有るなら、この町はよっぽど闇組織に優しいのだろう。
お陰様で国木田サンはバリバリ警戒している。
「ーーおい依頼人！此れは一体どう云う事だッ！」
「ぉ、俺、は！」
依頼人おじさんが言葉を紡ごうとするが、
カシャン、と云う音と共に黒い服を着た銃を持った輩に包囲される。
「……物騒だなァ…」
「おい太宰ッ！」
国木田サンの焦りバロメーターはマックスに近づいた…と云うか振り切ってしまった様で、懐から取り出したであろう拳銃を握り締め太宰サンに状況を説明させようとしている。
だが太宰サンは余裕の表情で敵と思われる黒服の人を確りと目で捉えている。
「少しは落ち着き給え国木田君。蓮君なんてこんなにも落ち着いているよ？」
「…まぁ大好きな銃に囲まれたら普通落ち着きますよね」
「其れは普通では無いッ！」
こんな状況にも突っ込みを欠かさない国木田サン、尊敬します…。
でも自分も自分だな、とも思う。
「取り敢えず此奴ら、蹴散らしたら良いんですよね？」
自分には関係のない事なのに、首を突っ込んで今だけでも�猯匹た有瓩澆燭い忙廚錣譴燭い覆鵑董�
…ほら、予想が的中したのだろう、太宰サンがクスッ、と愉しげに笑っている。
「…嗚呼、やってくれ給え」
trouble.24 強烈な。→←trouble.22 尋問的な。
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梓(プロフ) - ルルナナさん» ありがとうございます！！これからも面白くしていけるよう精進して参ります！ (2019年7月21日 17時) (
レス) id: 73b249ebe7 (このIDを非表示/違反報告)
ルルナナ(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！ (2019年7月21日 9時) (レス) id: f75b5a5c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 x他1人 | 作成日時：2019年1月21日 0時
