検索窓
今日:14 hit、昨日:7 hit、合計:439,211 hit

心配させて ページ9

莉「Aっ!!」

『あ、れ。』

私、倒れそうになったはずじゃ______

莉「ま、間に合ってよかったぁ。走り終わってAに声かけたら、倒れそうだったから__」

あ、そうか

莉犬くんが受け止めてくれたんだ!

『あ、ありがとね。もう大丈夫だよ!!』

無理して笑う。

莉「……っ、大丈夫じゃないでしょ!!!」

『いや、全然……。』

莉「だめっ、無理しないの!!」

『ほんとに大丈夫だから。ねっ?』

莉「……………。」

『莉犬…くん?』

急に下を見て黙った莉犬くん。
ど、どうした…?

莉「A。保健室行くよ。」

『え、いや大丈夫____』

莉「いいから来て。」

『っ!』

莉犬くん、お、怒ってる?

莉「ほら早く。」

『ちょ…!』

私は彼に手を引かれ、賑やかなチームのもとから離れた。





…莉犬くんに連れられてきたのは保健室。

先生はいないみたい。

莉「とにかく横になって。」

『う、うん。』

いつもの莉犬くんにはない、ピリピリした空気。
私は従うしかなかった。

莉「…A。」

『な、何?』

莉「…無理しないでよ。」

『ご、ごめん…。』

莉「っ、心配くらい、させてよっっ!」

………え?

莉犬くん……泣いてる?

莉「Aは、俺の大事な女の子なんだからっ、心配させてよ、守らせてよ。ちょっとは……、頼ってよ。」

莉犬くん………。

『ごめんね。そして、心配してくれてありがとう。』

莉「…………。」

『これからはなにかあったら、一番に莉犬くんを頼るね?』

莉「っ!」

え、莉犬くんどうした?
赤くなってるぞ?

莉「あーー、可愛い。その顔可愛すぎ。反則っ!」

『えっ…!?』

莉「俺も言い方きつかったごめん。」

『う、ううん!!』

莉「じゃ、俺行くね?」

莉犬くんは座っていた椅子から立ち……。

チュッ

……え?

私のおでこに、キスをした。

『なっ………!』

莉「じゃーね!」

………おいいいいいいいい!!???

お見舞いは甘い時間→←リレー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (374 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
488人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , 愛され , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シャーペンの芯(プロフ) - フェアリーさん» コメントありがとうございます!!!笑ってもらえて嬉しい限りであります…!読んでいただき感謝です! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 37f133a8ec (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - 健全が一番の回の矢印が面白くて爆笑してました (2021年10月25日 19時) (レス) @page15 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - 夢主ちゃんが面白すぎてベッドぶっ叩きながら(!?)読んでましたw (2021年10月25日 19時) (レス) @page10 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 日向さん» あわわっ、嬉しすぎます…!!大好きだなんて…(照)授業中も考えてくださってたなんて……嬉しすぎて泣きます…。本当にありがとうございます! (2021年7月5日 22時) (レス) id: 37f133a8ec (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 今まで自分が読んでいた夢小説の中でダントツ大好きです!!最終回になったとき、寂しすぎて、授業中もこの小説のことばっかり考えてたからwwwこれからもずっと応援してます!! (2021年7月5日 20時) (レス) id: 2bdb43fd43 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シャーペンの芯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/  
作成日時:2020年3月27日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。